コーセー、サステナビリティプランを策定

粧業日報 2020年5月21日号 3ページ

カンタンに言うと

  • グループ全体で持続可能な社会の実現と事業成長の両立を目指す
コーセー、サステナビリティプランを策定
 コーセーは、持続可能な社会の実現を目指し、グループとしてのサステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」を策定した。

 今後は、策定した取り組みテーマごとの具体的な中長期目標の達成に向けて、バリューチェーン全体での活動を推進し、活動の進捗については、ホームページを中心に積極的に開示することで、ステークホルダーとの対話につなげていく。

 同プランでは、「人へ」と「地球へ」の2つの側面から広く貢献する6つの取り組みテーマを掲げた。

 具体的には、多様なバックボーンを持つ人々に向けた「アダプタブルな商品・サービスの提供」、QOLの向上や、次世代への教育啓発活動、フェアトレードなど「美しく健康的で幸せな生活のサポート」 、グローバルでの「ジェンダーにとらわれず活躍できる社会への貢献」 、ビューティを基軸とした「環境課題への貢献」、生産拠点を軸にした「事業地域の環境保全」、CO2排出量・水資源利用量削減など「事業活動全体での環境負荷低減」に取り組む。

 1991年のCI導入以来、30年近くにわたり発信してきた企業メッセージである「美しい知恵 人へ、地球へ。」を同プランの指針としても設定し、同社らしい独自のサステナブル活動を進める。 

 「美しい知恵 人へ、地球へ。」には、「美の創造企業」として、「美」にまつわるあらゆる知恵を出し合い、「人々のために」、そしてかけがえのない「地球のために」役立てていくという強い決意が込められている。

 また、グループの行動憲章である「正しきことに従う心」をあらゆる企業活動の基盤となるポリシーとして位置づけ、遵守するべき項目も定めた。同プランの取り組みを通じ、国連が定めるSDGsの達成にも貢献していく。 

 中長期ビジョン「VISION2026」でも、3つの基盤戦略の1つに「バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進」を、今年度より新たにテーマとして設定した。

 あらゆる企業活動においてサステナビリティの視点を組み込み実行することで、「事業成長」と「持続可能な社会の実現」の両立を図り、世界で存在感のある信頼される企業となることを目指していく。
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