ラ・シンシア 山田社長に聞く、変化対応業として新たな成長へ

C&T 2020年3月16日号 82ページ

ラ・シンシア 山田社長に聞く、変化対応業として新たな成長へ
 ラ・シンシアは2020年2月、代表取締役社長に山田淳史氏が就任し、新体制で次代に向けた成長戦略を模索する。

 同社は1992年創業で、業界内でもいち早くゲル素材に着目し、自社化粧品ブランドでは、100%オイルカットのゲル化粧品を核に、天然由来原料をベースにした自然派化粧品や敏感肌向け化粧品を手掛けている。

 その開発・製造ノウハウを活かしてOEM事業も展開しているほか、1999年より展開するエステサロン事業で自社開発製品を使った施術サービスにより、「ラ・シンシア」ファンを増やしている。

先代が創業した年齢を迎え
創業30周年を前に新体制へ

 ――今回、初代(先代)社長からバトンを託されました。就任した今のお気持ちをお聞かせいただけますか。

 山田 当社は今年29期目に入り、2021年に創業30周年を迎える。節目の年を迎えるにあたり、次代への成長に向けて新体制を築いたことになる。

 また、元号も平成から令和へと変わり、新たな時代を迎え、私もちょうど40歳を迎えた。40という年齢は、父である先代社長がラ・シンシアを立ち上げたときの年齢でもある。次代への成長を考えるきっかけが複数重なった。

 先代は70歳を迎えたが、まだまだ元気である。創業者に多く見られるように、先代も個性の塊のような人物で、代替わりした後も、経営者然たる雰囲気は健在だ。

 年齢とともに徐々に気力や体力が低下していくことは避けられないが、とはいえ約30年にわたって第一線で活躍してきた経営者が、代表を退く決断はものすごく勇気がいることだったと思う。

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