マスクの売上再び急伸!ドラッグストアで前年の7倍に True Data調査

粧業日報 2020年7月8日号 4ページ

カンタンに言うと

  • マスクの品薄は解消⁉ドラッグ店、食品スーパー2020年5月の実購買データからコロナ禍の影響を調査
マスクの売上再び急伸!ドラッグストアで前年の7倍に True Data調査
 ビッグデータマーケティングのTrue Data(本社:東京都港区、米倉裕之社長)は、同社が保有する統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2020年5月の消費動向について調べたところ、両業態ともに供給が回復しつつある「マスク」の売上がさらに伸長した。

 「ハンドソープ」「ウェットティッシュ」の伸びも高く、ドラッグストア、食品スーパーともにこの3カテゴリが伸び率TOP3を占める結果となった。

 新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が推奨されており、気温の高い夏場においても「マスク」の需要がどの程度高まるのか注目される。

●ドラッグストア

 全国ドラッグストアにおける2020年5月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比0.1%減少し、ほぼ前年並みだった。

 内訳を見ると、1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比2.7%減少したが、1レシートあたりの購買金額が2.7%増加した。

 売上伸び率ランキングでは、「マスク」がさらに伸長し、前年の約7倍を記録した。1月27日週に売上がピークになったマスクは、その後急落。品薄が解消されたことから、4月13日週~6月1日週まで継続して売上が前年を超え上昇傾向を示している。

 4位、5位は食品カテゴリがランクインした。「香辛料(からし、わさび以外)」(おろしニンニク、おろしショウガ、ラー油など)や、手軽に調理できる「インスタント袋麺」が売上を伸ばしている。



●食品スーパーマーケット

 全国食品スーパーマーケットにおける2020年5月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比8.8%増加した。

 1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比7.3%減少したが、1レシートあたりの購買金額は前年同月比17.3%増加しており、前月同様、一度に多くの買物をする傾向が続いているようだ。

 「マスク」が大幅に売上を伸ばし、伸び率ランキングで1位となり、前年に対して約24倍を記録した。5月4日週の売上は1月27日週に迫る勢いを記録している。食品スーパーマーケットでマスクを購入することも、日常的になってくるかもしれない。

 前月に引き続き「デザートの素」「ホイップクリーム」が売上を伸ばしている。外出自粛が緩和された後にも自宅でのお菓子作りが定着するのか、今後の動向が注目される。



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