ホシケミカルズ、ウィズコロナ時代に役立つアイテムを開発

週刊粧業 2020年7月13日号 52ページ

ホシケミカルズ、ウィズコロナ時代に役立つアイテムを開発
 ホシケミカルズでは、ウィズコロナ時代のストレス社会に役立つ「コロナケアコスメ」を開発テーマに掲げ、天然精油を切り口に香りでリラックス効果を訴求する各種アイテムの製品化を進めている。

 原料商社でありOEMも手がける同社でこれまで約20年にわたり、香り分野の研究を専門的に行っている研究開発部の佐藤達也課長に話を伺った。

 ――最新の研究成果についてお聞かせください。

 佐藤 昨今は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出自粛やテレワークなど人々の生活スタイルが大きく変化している。

 今まで誰も体験したことのない出来事で世の中が混乱し、社会全体がストレスに溢れている状態で、ストレスを抱えることで肌に対しても悪影響を及ぼしてしまう。

 当社ではこうした状況を踏まえ、ストレス社会において役立つ製品を提案すべく、心と身体に様々な作用をもたらす「天然精油」に注目し、香りを通じて五感に訴えるアイテムの開発を4月末頃から着手しており、今夏からのODM提案を目指している。

 まず1つは、テレワークや外出自粛の運動不足により、足のむくみに悩む人をターゲットにした「美脚のためのフットケア」の開発を進めている。同品は血流の流れを改善し、むくみや疲れを癒すマッサージケアに加えて、アロマの香りでリラックス効果を付与する。

 もう1つは、日々の疲れやストレスを取り去るために「良質な睡眠へ導く」ことをサポートするバスオイルやピローミストの開発を進めている。

 通常の入浴剤は香料を配合しているケースが多いが、当社では天然精油を配合している。

 就寝前にこのようなアロマの香りに触れることで心身が落ち着き、リラックスすることで良質な睡眠が得られ、免疫力を高めることにつながる。こちらも、今夏からODMの提案を開始していく。

 ――今後の抱負をお聞かせください。

 佐藤 香り製品の研究開発に関しては、スメハラや香害という言葉があるように、使用者以外の周囲に対する配慮といった視点が大切だ。

 こうした視点を踏まえつつ、アロマテラピーも取り入れ肌や精神的によい成分を検討するとともに、IFRAなど自主基準の動向も注視し、心と肌に働きかける商品開発を今後も進めていきたい。
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