バスクリン 三枚堂社長に聞く、基盤強化で成長し続ける企業を目指す

C&T 2020年12月15日号 66ページ

カンタンに言うと

  • 入浴剤メーカーとしてもう1段、高みへ
  • 入浴剤事業の基盤強化に徹し、グループで市場活性化を促す
  • パーソナルニーズに対応し、商品バリエーションは豊富に
  • コロナ禍の新たな入浴ニーズを取り込み、成長アクセルを踏む
  • 企業資産の有効活用でグループシナジーに貢献
バスクリン 三枚堂社長に聞く、基盤強化で成長し続ける企業を目指す
 生薬研究・入浴剤メーカーのバスクリンは、時代の変化や生活者のニーズに合わせて様々な入浴剤ブランドを開発・販売するとともに、生薬研究の知見を活かし育毛剤や基礎化粧品などを手がけ、新たな事業の柱へと育成している。

 2012年1月にアース製薬グループ傘下となって以降、入浴剤を核にグループ間の連携を進める中、2020年2月にアース製薬出身の三枚堂正悟氏が社長に就任した。

 20年は基幹ブランド「バスクリン」が発売90周年を迎えた節目の年でもあり、新社長となった三枚堂氏は入浴剤メーカーとしてのプレゼンス向上に意欲を示す。

入浴剤事業の基盤強化に徹し
グループで市場活性化を促す

 ――社長就任後は新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況ですが、就任後を振り返ってみていかがですか。

 三枚堂 代表に就任してからは一貫して「国内の入浴剤市場をどう盛り上げていくか」について考え、社内で話し合っている。

 当社は入浴剤の他に、育毛剤や洗浄剤、基礎化粧品など生薬研究の知見を活かして様々なカテゴリー製品を展開しているが、基盤である入浴剤事業を今一度、見直して強化していこうということで2020年12月期をスタートした。

 このことは、代表になる大分前から考えていたことでもあった。バスクリンは、入浴剤メーカーとして生活者のニーズに合わせて豊富なバリエーションのラインナップを揃えている。

 それを大きな強みと捉えて業務に励む一方で、もう目いっぱいという雰囲気も感じられた。社員の頑張る姿を見ながら、入浴剤を通じてまだまだやれることがあるのではないか。そういう考えを持つようになった。

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