グラセル、環境配慮型容器も豊富に品揃え

週刊粧業 2022年1月1日号 69ページ

2022年1月7日 15時40分

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 化粧品容器会社大手のグラセルは、「第12回 化粧品開発展 東京」で「環境へのやさしさ」をテーマに、新製品を中心に自社オリジナル容器を展示する。

 化粧品容器の金型保有数・取扱点数が業界トップクラスの同社は、環境配慮型容器でも業界をリードする存在を目指す。

 谷村敏昭会長は出展に先立ち、「今回はブース自体もリサイクルすることにこだわってデザイン・設計した。これまでは展示会の度にブースに必要な資材を発注してきたが、今回から使ったブース資材は今後の展示会でもデザインや見せ方を変えながら繰り返し使用していく」と述べ、環境活動に本気で取り組む企業姿勢をブース全体でも示していく。



グリーンナノ容器は採用増加、
自社で在庫拡充し対応力強化

 同社は2019年に「グラセル エコプロジェクト」を立ち上げ、環境に配慮した容器の開発を強化するとともに、SDGsの活動目標も掲げ、梱包などに使用する包装資材も環境にやさしいものに切り替えるなど企業活動としての取り組みを強化している。21年6月には新経営体制を確立し、SDGsを起点としたエコプロジェクトをさらに推進・充実させる。

 新たな取り組みでは、化粧品・トイレタリー容器メーカーのツバキスタイルグループとBEAUTYCLE(ビューティクル)(本社=東京)を設立し、プラスチック容器の循環型リサイクルシステム「化粧品版 ボトルtoボトル」の構築を目指している。

 ビューティクル社では、化粧品業界が環境課題として抱えるプラスチックごみ問題の解決に向け、2社がそれぞれ供給した化粧品・トイレタリーのプラスチック容器を回収し、専用のリサイクル工場で同じ用途の新しい容器に再生していく。リサイクル工場は23年1月からの稼働を予定している。

 開発投資を拡充している環境配慮型容器では、CO削減添加剤「グリーンナノ」やバイオマスPETなどへの切り替えが可能な体制が進み、従来のプラスチック容器から環境対応容器への切り替えが可能な体制が整い、リニューアルを機に環境対応容器を採用するブランドが増えてきているという。

 特にこの1年で引き合いが増え、好調なのが「グリーンナノ容器」シリーズだ。

 グリーンナノは、従来の原料に少量添加で燃焼時のCO排出量を抑制できるエコフレンドリー素材。焼却施設が整う日本のごみ処理方法の観点から、環境貢献度が高い素材として様々な業界で注目を集めている。

 同社は、自社のグリーンナノ容器やバイオPET容器の出荷数量が増えたことを受け、自社で大量在庫し、安定供給できる体制を整えた。環境配慮型容器の様々な要望・ニーズに対し、スピード感を持って対応していく。

 営業環境の向上に向けて、22年4月には大阪市中央区内に「大阪営業所」を開設する。

 大阪営業所に設置するショールームは、大阪本社(茨木市)とほぼ同じ広さのスペースを確保し、実際に手に取って商談を進められる環境を整える。



「リサイクルしやすい容器」を追究、
ユーザー視点で新たな価値を創出

 「リフィル対応容器」も、グリーンナノ容器と同様に、引き合いが増えている。

 近年、プレステージブランドを中心に、環境への配慮としてレフィル対応容器を採用してブランド価値を高める傾向にある。同社は、高価格帯から中・低価格帯までリフィル対応容器の導入を検討できるよう、ラインナップの拡充を進めている。

 また、ユーザー視点を取り入れた「リサイクルしやすい容器」の開発・提案にも力を注いでいる。

 リサイクルしやすい容器の開発・提案では、「単一素材」のプラスチック容器の提案や、EC市場の拡大により需要が増えているメール便対応容器の引き合いも増えているという。

 単一素材では、ガラスやステンレス、アルミ缶など新しい素材にも市場性を見出している。

 また、同社は消費者の環境への意識の高まりを踏まえ、捨てる時の「ごみの分別」に着目。使い切った後に外しやすい中栓やキャップのバリエーションを拡充しているほか、簡単に剥がせるシールラベル印刷の紹介も進めている。

 展示会では、分別が難しい容器についた鏡の代わりとして、分別不要のミラーライクな「高輝度蒸着ラベル」なども展示する。

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