花王、アタック ZERO改良で2ケタ伸長めざす

週刊粧業 2022年7月4日号 24ページ

花王、アタック ZERO改良で2ケタ伸長めざす
 花王は5月14日、衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」「アタック ZERO ドラム式専用」を改良発売した。基幹商品の改良でファブリックケア領域での巻き返しを図るとともに、高収益の改良品の提案でシェア拡大を狙う。

 改良に際しては、ニオイ落ち性能を高めたうえで、店頭価格は据え置き、従来より約5%のダウンサイジングを図った。初年度売上は前年比2ケタ伸長を目指す。

 「アタック ZERO」は、10年以上の歳月をかけて開発した、高い洗浄力とすすぎ性を両立する同社史上最高の洗浄基剤「バイオIOS」を搭載し、サステナブルな社会への貢献を目指して2019年4月に誕生した。アタック液体史上最高の洗浄力、抗菌洗剤を超えた消臭力により、発売以来、リピート顧客を着実に増やし、2021年のブランド売上は前年比114%と好調に推移している。

 しかしながら、同社の実施した家事実態調査(20~69歳女性、N=583、2020年7月実施)では、「洗濯への期待度」が6割強で推移するのに対し、「洗濯への満足度」はどちらでもない、不満足の合計が約7割に達するなど、期待度と満足度の間に大きな乖離があることがわかった。また、ニオイへの意識は年々上昇し、「嫌なニオイがとれる」は2020年、21年と2年連続で「白く洗い上がる」「部屋干しで嫌なニオイがしない」「香りがよい」を抑えてトップに立っている。

 新「アタック ZERO」は、パワーアップした洗浄力と新処方で、ニオイや黒ずみの発生源となる手強い「菌の隠れ家」にまでアプローチし、従来の除菌洗剤や漂白剤でも落とせなかった手強い「バイオフィルム」に効果を発揮する。

 新技術「バイオクラッシュ洗浄」により、直接塗布して洗うことで「バイオフィルム」を除去でき、普段の洗たくで「バイオフィルム」の形成を抑制する。
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