ネオネクリエーション、カシメ式からネジ式ポンプへ移行が進む

週刊粧業 2022年10月17日号 38ページ

カンタンに言うと

  • スギ使用リードディフューザーの提案も
ネオネクリエーション、カシメ式からネジ式ポンプへ移行が進む
 ネオネクリエーションではガラス製容器やフレグランスOEMの提案を行っている。竹内昭夫代表取締役社長に話を伺った。

 ――現況についてお聞かせください。

 竹内 環境配慮の観点から、引き続きガラス容器のニーズは高く、従来のカシメ式からネジ式ポンプへ移行が進んでいる。

 また、昨今の国際情勢の影響で、旅客機がロシア上空を迂回するルートに変更となっており、便数が減少しているほか、飛行時間の増加により運賃が上昇していることから、海外産の容器の輸送についても余裕を持った生産計画のもと、船便での輸送を選択するクライアントが増えている。

 今後の市場回復に向けては、マスブランドとラグジュアリーブランドの棲み分けが必要不可欠だと考えている。

 マスブランド製品を展開する上でラグジュアリーのクオリティを求めたり、過剰な機能を備えることは、時代の流れに合っているとはいえない。物価高で、企業努力によって吸収できるコストにも限界がある。

 今後のインバウンド回復に向けても、マスとラグジュアリーをきちんと切り分けて、高付加価値の提案をより一層強化することが必要だろう。

 ――注力する取り組みについてお伺いします。

 竹内 フレグランス市場でリードディフューザーのニーズが拡大しており、当社では、カラー展開が豊富なファイバースティックのほか、製剤メーカーと提携し、スギの木を使用したスティックの提案を行っている。

 スギの拡散性をさらに向上させる成分やバランスも解明しており、現在多くの引き合いをいただいている。ラグジュアリーな製品にはスギ、比較的リーズナブルな製品にはファイバーと、ニーズに合わせて提案している。

 また、フレグランスキャンドルの需要も高まっていることから、上質なフランスのキャンドル用原料を輸入し、器は有田焼や伊万里焼で、日本の自然を感じられる木の香りのフレグランスキャンドルを開発して、来年以降回復が期待されるインバウンド需要に備えたい。

 CBDを配合したスリーピングフレグランスの開発も行っており、現在、最も副交感神経を刺激する配合量について研究を進めている。
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