ビタミンC60バイオリサーチ、特長ある世界初の化粧品原料を紹介

週刊粧業 2023年1月1日号 84ページ

ビタミンC60バイオリサーチ、特長ある世界初の化粧品原料を紹介
 事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、自らの持続的な成長の実現を目指すビタミンC60バイオリサーチは、「第13回化粧品開発展(東京)」において、植物成長因子「2-aza-8-oxohypoxanthine(アザオキソヒポキサンチン、以下AOH)」を有効成分とした世界初の化粧品原料「レピスタ」と、SDGsへの貢献度が高い「植物由来フラーレン」を紹介する。

 レピスタに含まれるAOHは、国立大学法人静岡大学の河岸洋和特別栄誉教授が発見した新規の天然化合物で、コメやトマトなど多くの食用植物が保有する成長因子として知られる。AOHには、植物の恒常性(ホメオスタシス)維持と細菌などに対するストレス耐性を高める効果があり、切り花が長持ちすることが確認されている。(写真参照

 同社では、こうしたAOHが持つ植物の成長促進作用に着目し、ヒト皮膚に対しても有用な可能性があると考え、2018年より静岡大学との共同研究を開始。そして約5年に及ぶ共同研究を経て、バリア機能改善を中心にターンオーバー促進や細胞賦活作用、肌明度改善などのエビデンスが確認されたエイジングケア成分「レピスタ」を開発した。

 「昨年10月の発売から非常に好評で、僅か2カ月でレピスタの配合製品が間もなく市場で展開される状況だ。レピスタは植物成長因子が肌細胞を活性化させる『攻め』の成分であるのに対し、当社を代表するフラーレンは活性酸素から肌を『守る』成分で、『攻めと守り』の対照的な原料だ。いずれも世界で初めて当社が化粧品原料化したもので、併用が可能な点も訴求していきたい」(林源太郎社長)

 1月12日(木)11時30分から開催されるセミナーでは、「世界初!最先端のエイジングケア成分『レピスタ』新発売」をテーマに、共同研究を行った河岸教授と同社マネージャーの青島央江氏が登壇し、バリア機能改善に関する新たな臨床データを披露するという。

 今展示会ではこのほか、FSC認証を取得した森林から採取した木を原料とし、再生可能エネルギーである水力発電を利用して持続可能な製品開発を実現した植物由来フラーレンも紹介する。

 「今年は海外からのお客様の来場も増えることが予想され、お客様の化粧品の差別化に貢献するレピスタとフラーレンを国内外へしっかりアピールしていく」(林社長)
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