サティス製薬、個人向けOEMサービスを本格化

週刊粧業 2023年2月27日号 12ページ

カンタンに言うと

  • ブランド開発数の大幅増を目指す
サティス製薬、個人向けOEMサービスを本格化
 D2Cブランドに特化したOEMを手掛けるサティス製薬は「1人でも多くの女性に正しい綺麗を」のビジョン実現に向け、個人ブランドの開発支援の強化を図っていく。

 山崎智士社長に話を伺った。

 ――2022年を振り返っていかがですか。

 山崎 主要取引先ブランドの順位の入れ替えはあったものの、トータルでの業績は、堅調な着地であった。

 また、製品開発面では、個人を対象としたブランド開発を視野に、ニッチ市場向け製品の拡充を行った。ビジョン実現のためには、マスでは補完できない細分化されたニーズへのリーチも欠かせない。

 ――個人向けサービスの具体的取り組みについてお聞かせください。

 山崎 23年は、自己資金30万円前後からスタートできる個人向けサービスの拡販を本格的に推し進める。

 本サービスは客単価が下がるため、売上との両立を図るべく、24年までに年間ブランド開発数を従来比10倍の500ブランドへ増加させる。人材強化に加え、DX化により業務効率を高め、品質を保ちながらブランド数の拡大を目指す。

 集客施策では、まずは化粧品に興味のあるビジネス感度の高い個人層をターゲットに設定する。同時に、化粧品の可能性に「ワクワク」できる情報を発信するオウンドメディアをローンチ予定で、美容感度の高い層の囲い込みを図る。

 将来的には、多様な肌ニーズに対応した美容情報が集まる本メディアと個人ブランドをリンクさせ、正しい綺麗を届ける機会を創出する良い循環を生み出したい。

 ――今後の課題と展望をお聞かせください。

 山崎 コロナ前に急拡大した受注に対して、内部環境が追い付かないケースがあり、19年夏から2年間は内部改革に専念した。その2年間で、新規参入したい企業への認知度が、以前と比べると低下した。

 そのため、「サティス製薬」のブランディング強化を図り、当社の強みでもあるD2Cブランドを支援するOEM会社として、第一に想起される地位を維持していく。

 また、効率的な認知拡大のため、D2Cビジネスイベント等でのトークセッションに登壇する機会も増やしていきたい。
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