花王、蒲郡市が進める「乳幼児の肌バリア検査実証実験」に協力

粧業日報 2023年4月17日号 4ページ

花王、蒲郡市が進める「乳幼児の肌バリア検査実証実験」に協力
 花王は、蒲郡市とヘルスケアシステムズが2023年4月より開始する「肌バリア検査による保護者の肌ケア意識・行動の変化及び乳幼児の肌状態への影響を検討する実証実験」に協力する。

 肌バリア機能が低いとアトピー性皮膚炎の発症リスクが高いことがわかっており、乳幼児期に発症するアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーや気管支ぜんそくなどを引き起こす「アレルギーマーチ」の入口となることも指摘されている。

 この実証実験では、2023年3~11月に蒲郡市民病院で生まれた生後1カ月の乳児に対し、皮脂RNAの情報から肌バリア機能の状態を判定し、肌状態に合わせたアドバイスを提供することで、早い段階から肌ケアの習慣を推奨する。肌のバリア機能低下の兆しを早くに見つけ、保湿などのケアによって、肌バリアを良い状態に保つことの有用性を検証していく。

 具体的には、ヘルスケアシステムズ、花王の協力のもと、生後1カ月時点の乳児に肌バリア検査を活用した場合の保護者の肌ケア意識・行動を半年間調査するとともに、生後7カ月時点の肌の状態を生後1カ月時点で肌バリア検査を未実施の乳児と比較する実証実験を実施し、早い段階からの肌ケアの習慣についてその効果を検証していく。
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