ライオン、情報セキュリティの国際規格 ISO/IEC 27001 認証取得

　ライオン（竹森征之社長）は、医療情報を取り扱うサービスの安全性を担保するため、情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS：Information Security Management System）の国際規格である「ISO/IEC 27001」の認証を8月10日に取得した。9月12日には、ライオン本社（東京都台東区）にて登録証の授与式が執り行われた。

　同社は、より良い習慣づくりにつながる新たなビジネス開発を推進する一環として、2022年7月に法人向けウェルビーイングサポートサービス「おくちプラスユー」を、2023年7月にデイサービス向け口腔ケアサポートサービス「D-サポ」を、それぞれ開始した。

　これらのサービスにおける情報の取り扱いについては、安全性・信頼性を重視し運用してきたが、今回、医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者に求められる「ISO/IEC 27001」認証を、「介護事業所向けオーラルケアサービスシステムの開発・運用およびサービスの提供」「企業向けオーラルケアサービスシステムの開発・運用およびサービスの提供」「顧客ID／顧客情報管理基盤システムの開発および運用」「サービス情報分析基盤システムの開発および運用」「マーケティング情報分析基盤システムの開発および運用」という5つの登録活動範囲において取得した。

　「ISO/IEC 27001」は、企業が個人情報のみならず、機密情報や知的財産など業務で利用する全ての情報を安全に取り扱うための国際規格であり、ISOマネジメントシステム規格に定められた基準を満たしていることを、認証機関の審査を経て認証される。

　同社は今後も、安心して利用できるサービスの提供を通じ、人々の健康で前向きな習慣づくりに貢献していく。