AppBrewが運営する美容プラットフォーム「LIPS」は12月1日、「LIPSベストコスメ」を発表する。LIPSベストコスメは、2019年に第1回を発表し、今回で9回目となる。
日々目まぐるしく新たな化粧品が発売される美容市場の流れをキャッチし、様々な取り組みを実施してきた「LIPSベストコスメ」について、プロジェクトマネージャーの夏原優氏に話を伺った。
――LIPSベストコスメの詳細について教えてください。
夏原 様々な媒体でベストコスメが発表されているが、「LIPSベストコスメ」はユーザーの声をリアルに反映したアワードだと自負している。
ランキングの決定は日々投稿される熱量の高いクチコミと、ユーザーからの事前投票から決定している。事前投票は過去平均で約8000件もの投票が集まった実績もある。
また、年間のベスコス選定の対象となるクチコミは2022年実績で約92万件にのぼり、このようにリアルなユーザーの声をもとに決定している。
――トレンドについてはどのように反映しているのでしょうか。
夏原 毎年商品の傾向が大きく変わると実感しており、例えばファンデーション1つをとっても、新たにバーム状の商品が登場すれば、バームファンデーションの部門を設けるなど、ベストコスメ運営チームでトレンドの傾向を定量・定性で分析し、賞を柔軟に設計している。
またトレンドはもちろん、“自分に似合う”ものが知りたいというユーザーの需要に合わせて「こだわりアワード」を設けており、ユーザー目線に沿った商品特長に特化したアワードがあるのも「LIPSベストコスメ」ならではといえるだろう。
――「LIPSベストコスメ」では今後、どのような取り組みを進めていきますか。
夏原 これまで多くの皆さまにご利用いただき、美容関心層だけでなく幅広い方に「LIPS」を知ってもらえるようになった。
LIPSではこれまで商品ページの評価点数についてなど、透明性のあるプラットフォームであることをユーザーに向けて発信してきたが、ベストコスメについてはお伝えする機会を設けることができていなかった。
限られた社員で構成されるベストコスメチームを組織し対応を行っていること、さらに選定基準や条件を毎度ブラッシュアップし、適切な条件で実施していることなどについて紹介している。
ユーザーの声をもとに、トレンドを反映したアワードであるとともに、参考にしたいという点や選定方法といった点でも公平・公正で信頼に足り得るアワードであることを広く知ってもらいたい。