~『ダイエット目的』のランナーは、20代の女性と40代の男性に多い~
~大会参加経験者は国内ブランドへの好感度が高い~
老若男女、初心者から上級者まで、親しみやすいスポーツとして普及している“ランニング”。ランニンググッズに着目しても、昨年度のランニングシューズ市場規模は500億円を超え、ウェアやシューズに求められるファッション性・機能性はますます多様化しています。
本調査は、ランニング実施者・関心者を対象に、『ランニンググッズ選択時の重視項目』に着目し、ランナーの実態把握を目的として実施しました。
□調査方法:インターネットリサーチ (クロス・マーケティング アンケートモニター使用)
□調査対象:関東1都3県に居住する20~69歳の男女 有職者(20~59歳のみ)
①過去1年以内にランニング経験がある ②過去1年以内のランニング経験はないが、ランニングに関心がある ③ランニングは未経験だがランニングに関心がある
□有効回収数: 本調査 1,100サンプル
□実施期間:2013年10月8日(火)~ 2013年10月11日(金)
1.クラスタの分類
今回の調査対象者1,100名のランニンググッズに対するこだわりを、下記項目に関して5段階評価で聴取した結果、サポート、色・デザイン、ファッション、データ管理の4因子が抽出された。続いて横軸にサポート性の重視度、縦軸にファッション性の重視度を取り、この2軸で5つのクラスタに分類した。
2.ランニングの実態
2-1 ランニング歴
ランニング歴については、『1年未満』の初心者ランナーが26%、『5年以上』のベテランランナーが30%
性年代別では、初心者ランナーは20~30代の女性、ベテランランナーは男性の40~60代と女性の60代以上の割合が高かった
大会出場経験別では、ベテランランナーの出場経験率が40%を超えていた
クラスタ別では、機能重視層でベテランランナーの割合が39%と高かった。サポート性の高いグッズを利用することで、ランニングを継続して実施できる可能性が考えられる
2-2 ランニングを継続するための工夫
継続実施の秘訣は『疲れていたら無理せず休む』『走りやすいウェア・シューズを選ぶ』
大会出場経験別では、グッズ選びやアプリ、目標設定など、経験者は未経験者に比べさまざまな工夫を凝らしていた
クラスタ別では、データ重視層で『スマートフォンのアプリを利用する』(35%)割合が高かった。ランニングコースや距離、タイムを記録することが、ランニングを
継続する動機につながっていると考えられる
2-3 ランニング実施理由
ランニング実施理由については、『健康維持のため』(65%)『体力作りのため』(61%)が上位に並んだ
性年代別では、 『ダイエットのため』は、20代の女性(56%)に加え、40代の男性(55%)からも高い割合で選ばれていた
女性の60代は、『友人・知人の誘い』(15%)『ランニング仲間が欲しい』 (12%) といった人とのつながりを求める割合が比較的高かった
クラスタ別では、データ重視層の『一般参加のマラソン大会に出場するため』(28%)が多かった。大会に向け、目標タイムや走行距離を設定しながらランニングをしていると考えられる
2-4 ランニングで得られた効果
ランニングで得られた効果については、『健康維持』(46%)『体力アップ』 (46%) 『ストレス解消』 (44%)が上位に並んだ
性年代別では、 『健康を維持できている』は、40代~60代の男性に加え、60代の女性(62%)からも高い割合で選ばれていた
クラスタ別では、機能重視層で『体力がアップした』(60%)、データ重視層で『達成感を得られた』(39%)『目標ができた』(28%)が多かった。これらのクラスタは『特になし』の割合も低く、他のクラスタに比べ多くの効果を実感していた
2-5 ランニンググッズへの支払意思額
『シューズ』への平均支払意志額は8,958円、『時計』に関してはクラスタごとに大きなばらつきが
クラスタ別では、流行敏感層は『時計』を除くすべての項目で最も支払意志額が高かった。『キャップ』『サングラス』といったファッション性の高い項目に関しては、他のクラスタに比べて1,500円以上の差が見られた
データ重視層は『時計』へのこだわりが強く(10,713円)、無関心層(4,851円)と比べ6,000円近く高かった
2-6 好きなブランド(ウェア)
ランニングウェアのブランドに関しては、『NIKE』『adidas』の両ブランドに対する好感度が高かった
性年代別では、 『adidas』は中高年男性、若年女性・60代女性は『PUMA』への好感度が全体に比べ高かった
大会出場経験別では、出場経験者の『asics』『MIZUNO』といった国内ブランドへの好感度が全体に比べ高かった
クラスタ別では、機能重視層で『adidas』への好感度(68%)が高かった。サポート性に関して、ランナーから高い評価を得ていることがうかがえる
流行敏感層では、各ブランドに対してまんべんなく好印象を抱いていた
2-7 好きなブランド(シューズ)
ランニングシューズのブランドに関しては、ウェアと同様『NIKE』『adidas』の両ブランドに対する好感度が高かった
性年代別では、 『adidas』は中高年男性、30代女性・60代女性は『PUMA』への好感度が全体に比べ高かった
大会出場経験別では、ウェアと同様、出場経験者の『asics』『MIZUNO』といった国内ブランドへの好感度が全体に比べ高かった
クラスタ別では、機能重視層で『adidas』への好感度(55%)が高かったが、ウェアに比べると全体とのポイント差は小さかった
★本件に関するお問い合わせ先★
株式会社クロス・マーケティング
担当 : 来條 貴史 (らいじょう たかし)
東京都中央区銀座8-15-2 銀座COMビル6F
TEL : 03-3549-0230 FAX : 03-3549-0221 E-mail : sales-inq@cross-m.co.jp
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