資生堂、加齢臭に対応する「ジョイフルガーデン」を改良

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資生堂、加齢臭に対応する「ジョイフルガーデン」を改良

 資生堂は2011年7月1日、加齢臭を包みこんで良い香りに変えるボディケアブランド「ジョイフルガーデン」を、資生堂アメニティグッズを通じて改良発売する。

 同社ではニオイの面から「生活の質の向上」に役立つ商品の開発をすすめた結果、40代を過ぎたころから男女を問わず発生する加齢臭の原因物質「ノネナール」(同社登録商標)の発生メカニズムを1999年に世界で初めて解明した。

 現在、中高年人口の増加を背景に、加齢臭ケア商品があらためて注目されており、通販市場では加齢臭ケア商品が続々と発売され、店頭でも加齢臭対策商品コーナーが設置されるなど、市場は広がりつつある。

 実際、同社が中高年層(首都圏在住30~70歳代の男女140名)を対象に加齢臭に関する意識調査を行った結果、8割の人が「自分の加齢臭が気になる」と回答しており、また、今夏は節電に対する意識の高まりから、暑さ対策が求められているため、例年以上にニオイに敏感になることが予想される。

 こうした加齢臭など多くの人が不快に感じるニオイを良い香りに変えるためには、悪臭をカバーする「マスキング」と呼ばれる手法が多く使われているが、改良品では加齢臭を特別な調合香料と組み合わせることにより、自分の体臭を活かして良い香りに変調させる「ハーモナージュ」という独自の手法を用い、気になるニオイを抑制しながら清潔で健やかに洗い上げる効果を一層強化した。

 販路においては、店販ルートでは加齢臭対策コーナーやボディケア商品売場などを充実させる一方、伸長著しい通販ルートを一層強化する。

 ヘアシャンプーN(550mL・1200円)▽ヘアリンスN(同)▽ボディーソープN(同)▽石けんN(90g×3コ入、760円〈税込〉)

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