アクシージア 段卓代表、新市場として東南アジアを開拓

訪販ジャーナル 2023年10月23日号 2ページ

カンタンに言うと

  • 川上から川下までの一元管理へ
  • B2Cの市場規模はケタ違い、中国に広告宣伝費を集中投下
  • 中国ECのノウハウを日本で活用、工場取得で開発しやすい環境に
アクシージア 段卓代表、新市場として東南アジアを開拓
 アクシージア(段卓代表)は中国EC事業が主力であるが、インバウンド需要の回復によって国内事業も売上高拡大に寄与している。

 2022年4月に千趣会傘下の化粧品メーカー、ユイット・ラボラトリーズを子会社化し、新製品のほか、リニューアル品を自社製造に切り替えている。生産拠点の拡大と研究開発の強化によって、将来的に自社製造の製品数拡大を目指し、川上から川下のEC、直営店までの一元管理を目指す。

 国内では新たに中価格帯ブランドを開発し、新体制の下でEC事業のテコ入れを図る。また中国、日本に次ぐ、新市場として東南アジアの開拓に着手する。段卓代表に今後の戦略について話を伺った。

B2Cの市場規模はケタ違い、
中国に広告宣伝費を集中投下

 ――アクシージアは目元用のエッセンスシートと美容ドリンクによって、インバウンドに強いブランドというイメージが定着しています。改めて、創業の経緯と成長のプロセスについて、お聞かせください。

  もともとエステサロンを展開する会社を設立しており、その後2011年に化粧品製造販売事業を取り扱う株式会社アクシージアを創業しました。

 当初は日本および中国向けにエステサロンのB2B製品を手がけ、手応えを感じたのでB2C市場に切り替え、新しい販路の製品を開発し、徐々に売上を伸ばしてきたのですが、いくつかの局面がありました。

 2019年に中国でEC法が制定され、同業のメーカーはかなり打撃を受けました。そのタイミングで当社はTmallなど中国の大手ECサイトに旗艦店を出店し、飛躍することができました。21年にマザーズに上場し、東証グロース市場を経て今年2月、プライム市場に指定替えとなりました。

 ――B2Cに移行した経緯をお聞かせください。

  B2Bは広告宣伝費がかかりませんから、展示会に出展して個々にエステサロンのお客さまを説得して、コツコツと開拓していました。市場規模がそれほど大きくなく、1件1件を開拓するのに時間がかかり、フォローも大変でした。多い時で1000店のお客さまをフォローしていました。

 B2Cを始めたら、人気製品だと月に10万個を売り上げ、市場規模がケタ違いであることを実感しました。

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