週刊粧業マーケット

2022年12月15日発行 55～63ページ掲載

【C&T・2023年1月号】シニア美容家に聞く人生100年時代に求められる化粧品

2025年には団塊世代が全て後期高齢者となり、全人口の2割近くが75歳以上という本格的な超高齢化社会を迎える。昨今はスマートフォンの普及や新型コロナの影響により、ICT（情報通信技術）が国民生活に不可欠な社会・経済インフラとして大きな役割を果たすようになっている。それに伴い、シニア層の間でもデジタルシフトが加速し、一昔前と比べるとシニアのライフスタイルは実に多様化している。そうした中、新たな価値観やライフスタイルを意欲的に取り入れ、従来のシニア像を覆す「アクティブシニア」の存在が注目を集めている。　
化粧品業界においては、「美と健康」「ウェルビーイング」といった切り口で、健康意識や自立意識が高く、消費意欲も旺盛なアクティブシニアにマッチする製品の投入が活発化している。今特集では、美容の分野でアクティブシニア女性のロールモデルとも言える、豊富な知見を持つ4名の美容家（小林照子氏、かづきれいこ氏、川邉サチコ氏、渡辺雅子氏）に話を伺い、「人生100年時代に求められる化粧品」をテーマに、シニア世代が本当に必要としているアイテムをはじめ、現在の化粧品業界に対する忌憚のない意見などを聞いた。