2010年に誕生した写真共有アプリ「インスタグラム」は近年、コミュニケーションツールとしてSNSの中でも急成長を遂げている。世界で8億人、日本で2000万人(2017年10月時点)の月間アクティブユーザー数を誇り、若年層だけでなく幅広いユーザーにも浸透し、企業のマーケティングにおいてますます重要度を増している。
コーセーが2015年2月に発売した「NAIL HOLIC(ネイルホリック)」は現在、175色の豊富なカラーバリエーションを展開、発売から3年で総出荷数量が2000万個を突破し、セルフネイル市場でシェア№1の実績を誇る。
アルビオンは2012年にWeb推進室を立ち上げ、SNSやブログ、公式ホームページなどのデジタルツールを活用し、コミュニケーションの深化とブランド認知のさらなる向上に努めている。
エキップでは、RMKのインスタグラムを2014年4月に開設し、およそ38万2000名のフォロワーを獲得している。RMKの世界観をわかりやすく伝え、タイムラインに統一感が出るような投稿を心がけてきた。
ファンケルは、2015年8月にインスタグラム公式アカウントを開設し、2017年4月より本格的な活動をスタートした。
M・A・Cでは、2017年8月下旬にジャパン公式インスタグラムを開設し、フォロワー数が10万7000名(2018年4月6日現在)に達した。
積極的なブランド展開に業界の目線が注いでいる伊勢半は、ビジュアルが際立ったブランドと位置づける「kiss」の訴求でインスタグラムを活用し、集客やブランドのイメージ向上といった指標で今春までに確かな成果と感触を得ている。
小林製薬は、主力の芳香消臭剤カテゴリーの中でも部屋用インテリアフレグランス市場の成長性を見据え、「Sawaday香るStick」シリーズでインスタを中心としたSNSの活用を今春より本格的に進める。
ロンドン発のメークアップコスメブランド「メイクアップ レボリューション ロンドン」を日本で展開しているセレンディップは、2016年5月に同ブランドのインスタグラム公式アカウントを開設し、キービジュアルやメークアップ方法を中心に情報発信を行ってきた。
国内眉ティント市場のパイオニアブランド「Fujiko(フジコ)」を展開するかならぼは、クチコミ拡散・ファン化促進を目的にインスタの活用を推進している。
通信販売と店舗網の両チャネルから美容健康商材を展開している長寿乃里は、2016年7月から従来になかった顧客コミュニケーションの方法としてインスタグラムを採り入れ、現在までに様々な形のプラス効果を得ている。
今特集では、インスタグラムを有効活用しているメーカー10社(コーセー、アルビオン、エキップ、ファンケル、M・A・C、伊勢半、小林製薬、かならぼ、セレンディップ、長寿乃里)の取り組みをまとめた。
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