容器の宮本、色鮮やかなメタルカラーのルミナスチューブを提案

週刊粧業 2010年2月15日号 8ページ

2010年2月15日 20:32

週刊粧業化粧品容器メーカー

カンタンに言うと

　業務用の化粧品、医薬品・サプリメントのボトル・容器を製造・販売する宮本では、昨年春に出展した「第4回化粧品産業技術展」でメタルカラーの「ルミナスチューブ」をブースの前面で大々的に提案し、好評を博した。チューブメーカーと共同開発し、色鮮やかな鏡面仕上げで高級感と存在感を打ち出したシリーズだ。今期も引き続き提案を強化する。

　2009年11月期はほぼ横ばいで終了した。不況下でリピート品の割合は減っているものの、新規取引先が増加した。

　好調なシリーズの1つに同社が国内販売権を持つ韓国メーカーのメークアップ容器がある。昨年はブラシ付パウダーケースを新導入した。

　「デザイン性に富んでおり、高級感のあるアクリル容器などが多数揃う。中枠がスポンジ状になっており、各社の形状に合わせてカスタマイズできるメークパレットなど、日本にはないアイテムもあることから、この1年間で取扱いが急増している。今期はデザイン性に優れたエアレス容器の導入を準備中である。サイズが豊富でコストやロットは国内製品と変わらず、すでに海外の高級ブランドで採用実績があり、日本でも反響があるのではないかと期待している」（宮本浩樹常務）

　昨年はインジェクションボトルにPETの新シリーズが加わった。円柱のストレートで120mL、150mL、200mLがあり、厚みをもたせることで高級感を出せる。ダイレクトブローより強度があり、引き合いが増えていることから導入した。PET容器は品質や技術の向上から採用企業が増えているという。

　「昨年より検品項目を増やし、担当者を増員するなど品質管理をさらに徹底させた。今期はユニークな機能や美しいデザインの存在感のある容器を昨年以上に提案できそうだ。海外製品も含め、新たな形状の容器を提案していきたい」（宮本氏）

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