全粧協、「2010年 年次大会 in 名古屋」を開催

カンタンに言うと

全粧協、「2010年 年次大会 in 名古屋」を開催

厳しい時代を勝ち抜くためには「人の力」が最も重要に

 全国化粧品小売協同組合連合会(以下、全粧協)の年次大会が2010年11月16日、名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市)で開催され、式典前半では、「お客さまの期待に応えよう!」をテーマに、中神美郎全粧協理事長から本部提案がなされた。式典後半では、日本化粧品工業会(粧工連)・前田新造会長やカネボウ化粧品・植松正社長ら制度化粧品メーカートップによる来賓挨拶が行われた。

 中神理事長は冒頭の挨拶で、「今後国内の化粧品市場は全体としては成長は望めなくなる。業態間競争は本当に厳しいものになることが予想される。化粧品小売店は、社会変化、顧客変化に対し、自ら行動を起こすグループと、旧態依然の受け身で行動的ではないグループとに二極分化していく。どちらが生き残るのか、定かではないが、いずれにしても、お店の商売のやり方が、顧客がお店に期待している“もの”と合致していることが経営維持に必要であろう。商売の全てのやり取りは、買う人(顧客)と売る人(販売主務者・店主)の間で交わされるから、『人の力』を高めることが最も重要になる。

 所得が伸びているときには、まずまずの『もの・こと』を許容してきた消費者は、所得が増えない・減り始めた現在では、求めるレベル以上でなければ容認しない。顧客満足の中身とレベルが大きく変わってきた。お店に『欲しいもの・期待していたもの』が無ければ足が遠のくのは、当然のことである。落ち始めた評判は、一層の客離れをもたらすことになる。

 お客様が、『本当に手に入れたいもの・欲しいもの・期待しているもの』は何かを掴みとり、それに応えられる真の専門店にならなければならない。何の対策もなく手をこまねいていては、お客は来ない。

 今年度は、こうしたことを受け、第1部ではこの環境変化に適応した活動を展開している6店の女性経営者の声を聞いて頂くことにした。我々は、これからどのような商売をしていくのか、ともに考える大会にしたい」と述べた。

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