森永エンジニアリング、次亜塩素酸系水製造装置「ピュアスター」を販売

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森永エンジニアリング、次亜塩素酸系水製造装置「ピュアスター」を販売

 森永エンジニアリングは1971年に創業した。1974年、森永乳業の建設業、プラント部門の事業を継承し、以来、食品プラント建設、システムコントロール、環境保全技術、住宅環境の各分野でエンジニアリングを基軸に展開している。さらに食品製造に欠かせない殺菌剤として、機能水「ピュアスター水」を製造する機械の販売事業も1997年より始め、多くの食品メーカーなどに受け入れられている。

 「ピュアスター水」とは、2~6%の塩酸を同社の製造装置「ピュアスター」内で電解して作られる微酸性次亜塩素酸水のこと。食品工場などで一般的に用いられる、次亜塩素酸ナトリウム溶液と同等の効果を持つ塩素系の殺菌剤である。

 次亜塩素酸ナトリウム溶液とピュアスター水との最も大きな差異は塩素濃度の低さで、前者が100~200ppmであるのに対し、後者は10~30ppmと約10分の1しかない。これをpH値で比較するとさらに明白な違いが表れる。

 塩素系の殺菌剤で殺菌力を発揮する成分は次亜塩素酸(HClO)だが、同成分はpH4を下回ると塩素ガス(Cl2)が発生しやすくなる。一方pH値が9前後の次亜塩素酸ナトリウムでは、含まれる次亜塩素酸が5%程度であり、残りのほとんどが殺菌力のないイオンだ。

 そのため、殺菌剤として使用するには高濃度にしなければない。ピュアスター水の場合、pH値は5~6.5で、この付近はガスの発生量が少なく、次亜塩素酸を最も多く含んでいる領域であるという。このことから、低濃度であっても十分な殺菌力が保たれるのである。

 味や臭いがほとんどしないため、食品工場では食材、製造プラント、調理器具、食器などの殺菌に使用されている。最大の難点だったという、パックを開けた瞬間の塩素臭もなく、製品へ影響が及ぶことがないという。

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