業務用の化粧品、医薬品・サプリメントのボトル・容器を製造・販売する宮本では第2回より毎年、「CITE Japan」への出展を続け、同展を通じて業界に広く化粧品容器をアピールしてきた。ブースはこれまで赤をメインカラーとしてきたが、今回より青を基調としたデザインに一新した。
「水をモチーフにしたブルーのイメージにしたかった。ブルーカラーを取り入れることで化粧品のやさしさを容器でも表現していきたい」(宮本浩樹常務)
韓国の容器メーカー、「TOLY KOREA」社のエアレス容器を今回初めて大々的に披露する。ジャー、ポンプ容器をはじめ、モバイル機器を思わせる近未来的なデザインのものやマッサージ機能を備えたロールオンタイプの容器、配置変更が自在なメークパレットなど約50アイテムを並べる。エアレス容器は、中身のスムーズな出方などを実感してもらう体験コーナーも設置する。
オリジナル容器の新作として、六角形のクリームジャーやローションボトル、エアレス容器などが揃う新ライン「ASTシリーズ」のコーナーを設ける。
既存のプラスチック容器ではPET容器を多数提案する。六角形や丸形など、多彩なデザインのインジェクションブローのローションやクリームジャーなどが登場する。
ガラス容器はバリエーション豊かなキャップも含め、既存品を中心に展示する。
「展示会では徹底した品質管理をアピールする。会場でのお客様とのやりとりの中から新形状の容器を作り上げていければと思う。化粧品はとても美意識の高いものであり、容器もこの部分の期待に応えながら進化をさせていきたい」(宮本氏)
同社では今期、社内の物流システムの改善に着手しており、容器の加工時のより円滑な工程管理の実現を目指している。
この記事は週刊粧業 2011年5月16日号 25ページ 掲載
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