P&Gは3月27日、「JOC・P&Gファミリープロジェクト」第1弾として、元女子シンクロナイズドスイミング選手の武田美保さんと母親の珠子さんを招き、「ママと選手の絆トークショー」を都内で開催し、多数の親子連れが参加した。
P&G本社は2010年7月、国際オリンピック委員会と公式スポンサー契約を締結し、2020年までの10年間、オリンピックへの支援をはじめ、世界共通のテーマ「ママの公式スポンサー」のもと、オリンピック出場選手とそのママを支援するキャンペーンを全世界で展開している。さらに日本では、JOC(日本オリンピック委員系)との共同プロジェクトとして、日本中の家族の絆を強める「JOC・P&Gファミリープロジェクト」を立ち上げた。今回のトークショーはそのプロジェクトの第一弾。
武田美保さん(以下、武田さん)はアトランタ、シドニー、アテネのオリンピックに出場し、日本女性では最多の5つのメダルを獲得した。
7才からシンクロナイズドスイミングを始めた武田さんは小学校高学年の時、のちに共にオリンピックでメダルを目指す井村雅代コーチから厳しい言葉を投げかけられたことがあった。しかし珠子さんは「それは見込みがあると思われたから。むしろ怒られてよかった」と笑顔で武田さんを励ました。
また、中学生の時に井村シンクロクラブで先輩とうち解けられずに悩んでいると「年下としての謙虚なたちふるまいを少しずつ身につけること。もう1つ、ライバルと思われないくらい実力をつけて相手を引き離しなさい」とアドバイスを受けた。珠子さんは「相手に大差をつければ、他人の視線なんて気にならなくなるだろう」と考えたという。このように、珠子さんは武田さんにとって精神的な支えとなってきた。
トークショーでは、武田さんはオリンピックで着用した水着と獲得した5つのメダルも持参した。これらの水着には珠子さんがテグスでスパンコールを一つずつ丁寧に縫いつけてある。珠子さんは「娘は(オリンピックに出場するからには)国からの預かりものとして、接してきた」という。
武田さんは「オリンピックのメダルはママと二人三脚でとったもの。私はもうすぐママになるが、母と同じように子供に接してあげたい」と想いを述べた。
このほか、武田さんに関するクイズも出題され、正解者はメダルを首にかけて武田さん親子と記念撮影を楽しんだ。
なお、同社では女子サッカー・澤穂希選手と母親の満壽子(まいこ)さんをオリンピック応援キャンペーン「ママの公式スポンサー」に起用し、澤親子は今後、P&Gの広告やキャンペーンなどで初共演を果たす。このほか、ロンドンオリンピックに向けたウェブサイトの開設や、オリンピック応援限定デザインパッケージの導入など、様々な角度からオリンピックを盛り上げながら、日本中のママと家族を応援する。
この記事は週刊粧業 掲載
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