クラランスでは昨年9月1日にボルメランジェ小林朱美子氏が社長に就任した。就任日は折しも、昨秋の大型新製品「ダブルセーラム」の先行発売が新宿伊勢丹でスタートした頃。同店では、予約が相次ぎ、すでにヒットの兆しが出ていたという。小林新社長に、昨年の統括と今期の展望をたずねた。
――昨年はヒット商品に恵まれた1年でしたね。
小林 国内外を問わず、ボディケアのナンバーワンブランドを自負しているクラランスらしい新製品「クレームマスヴェルト」がヒットした。バストケア製品も女性誌の反響が大きかった。続く「リフトアフィーヌアイ」もぱっちりとした目を目指す若い新客の獲得につながり、同時に「リフトアフィーヌヴィザージュ」の売上げも伸びた。
――そして、あの「ダブルセーラム」が発売されました。
小林 この新製品はベストコスメ賞36冠を達成した。Wフォーミュラというクラランスらしい製品であり、すぐに効果がわかるのが特長だ。このため、発売間もなく、各誌のベストコスメ賞の審査が始まったにもかかわらず、効果を実感した方からの票が集まった。