1982年創業の台湾化粧品容器メーカー「ボトルメイト」は昨年末、世界5カ国目の拠点として日本法人(ボトルメイトジャパン、本社=東京都江東区)を設立し、今年から日本での事業を本格的に開始している。
ボトルメイトグループでは、台湾国内に3つの自社工場を持ち、グローバルではアメリカ、ドイツ、中国に自社工場と販売物流拠点を展開している。幅広いプラスチック化粧品容器の製造に強みを持ち、金型製作から製造、印刷加工を全て自社一貫体制で行っている。
売上構成比は現在、欧米化粧品メーカーが約7割を占めているという。
「販売と物流の両拠点を日本に設置することで迅速な対応と検品体制が整い、小ロットと短納期が実現した。日本では信頼と品質が最も重要であり、日本でお客様のご要望に合わせた細やかなサービスと品質向上に向けて積極的に取り組むことで、グループ全体のさらなる技術力・開発力の強化とサービスの向上を図っていく」(荘明郎(そう・めいろう)社長)
ボトルメイト本国では、台湾の化粧品メーカーとの取引実績が約200社にのぼるといい、日本法人での今後のビジョンについて、「容器の製造・販売だけにとどまらず、将来的には日本の優れた化粧品を台湾の取引先や代理店などを通じ、輸出支援も行っていく」(荘社長)としている。
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この記事は週刊粧業 掲載
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