花王、有力販売店懇談会で2015年度の事業方針を説明

週刊粧業 2014年12月8日号 2ページ

カンタンに言うと

花王、有力販売店懇談会で2015年度の事業方針を説明
 花王は11月26日、東日本地区の有力販売店幹部など約400名を招き、「有力販売店懇談会」を開催した。

 懇談会に先駆けて行われた記者会見で澤田道隆社長は「グループ経営の方向性や信念を持って取り組んでいること」について述べた。

 続く懇談会では、吉田勝彦常務が「事業やブランドの戦略」について、竹内俊昭常務(花王CMK社長)が「販売施策や販売店への提案」についてそれぞれ説明した。

 2015年度は、商品の高付加価値化をベースとした「脱デフレ型成長モデル」の構築に努めていく。

 また、増税前の駆け込み需要のリカバリーが必要になってくることから、「生活者により近づき、理解すること」を重要なポイントとして、これまで以上に提案の質を高め、市場創造、市場活性化に取り組む。

澤田社長、「脱デフレ型成長モデル作り上げる」

 長きにわたって続いてきたデフレからの脱却が進みつつある中で、より高いレベルでの付加価値製品・サービスの開発、生産、マーケティング、販売等を進めていくには、大きな投資が必要になる。

 資金をうまく使って、売上げを増やし、利益を増やし、得た利益をさらに高付加価値化に投資し、成長をし続けるという「脱デフレ型成長モデル」を何としてでも作り上げなければならない。

 当社は、2012年までは約400億円台の設備投資を行ってきたが、2013年は600億円、そして2014年は650億円を超える設備投資を行っている。

 また、研究開発費や販売促進費においても大きく費用を増加させている。その際、並行して使った資金が最大限に活きるように資産の最大活用ということを掲げながら、眠れる資産の掘り起こしや資産の相乗化というものを行ってきた。

 この商品の高付加価値化をベースとした「脱デフレ型成長モデル」へのチャレンジが今回の消費増税の反動減からの回復に多少なりとも役立ったと考えている。

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