中央物産、M&Sの機動力と人材育成で成果

週刊粧業 2015年9月7日号 7ページ

カンタンに言うと

中央物産、M&Sの機動力と人材育成で成果
 「価値創出型マーケティング&セールス(以下、M&S)・カンパニー」を標榜して独自の路線を突き進んでいる中央物産(東京都港区、児島誠一郎社長)は、今期以降もこのM&S機能の強化を柱に差別化を推し進めようとしている。市場環境は少子高齢化や地方経済の縮小、格差の拡大、Eコマースの著しい急伸など、質的な変化が加速している。

 この環境下で、同社はM&S機能が得意先の店頭改善に貢献すると確信している。M&S本部長の提坂直弘 常務取締役に、現在の状況と今後の方針を聞いた。

エリアや店舗属性に応じた「売れる」品揃えと売場づくり

 同社が看板に掲げる「マーケティング&セールス」とは、従来のマーチャンダイジング機能に消費者視点のマーケティング機能を加えるというもので、具体的には品揃えや棚作りを充実させる一方で、消費者ニーズにマッチした商品情報をよりわかりやすく効果的に伝えるPOPや関連販売などによって、「売れる」売場づくりを具体的に実現する活動を指す。

 このM&S機能が取引先の差別化を後押しし、ひいては自社の差別化や存在価値の向上につながるとの考えを重視してきた。

 それがここにきて、少しずつ成果となって現れ始めている。

 昨年は新たに、マーチャンダイジング(MD)部内に、M&S活動を専門に取り組む専属部隊を設置した。

 得意先と協働して、小売サイドのニーズや課題を解決する品揃えと売場を提案、実現し、これまでにない高い差別性や新たな売上げを生み出す事例が増えているという。

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