シーボン、物販と簡単エステの新業態「BeautyOasis 新宿サブナード店」を展開

週刊粧業 2016年2月22日号 7ページ

カンタンに言うと

シーボン、物販と簡単エステの新業態「BeautyOasis 新宿サブナード店」を展開
 今年1月に創業50周年を迎えたシーボンが、物販とエステサービスの要素を織り交ぜた新業態「シーボン BeautyOasis」の運営を通じて新客の取り込みに力を入れている。

 同社は、化粧品の販売金額に応じてフェイシャルトリートメントなどの無料の施術サービスを行う会員制サロンを全国100店以上で展開しているが、新業態では会員に限定しないオープンな形式で新客との接点を拡大している。

 2014年10月の1号店「新宿サブナード店」(東京・新宿区)を皮切りに現在は計4店を営業しており、成果と課題を見極めながら試運転を続けている。

新客との接点拡大へ
金子社長の肝いりで前進

 同社は、商品の購入金額に応じてポイントを付与し、そのポイントを利用してフェイシャルトリートメントなどを無料で行う独自のモデルを展開している。全国のサロンでの販売は、全売上高の95%以上を占めているという。

 一方で、このシステムでは会員以外の層へのアプローチが弱くなりがちな側面があった。

 執行役員(直販営業部)の菅原桂子氏は、「以前から『シーボン』は耳にしたことはあるが、使ったことがないといった意見が少なくなかった。

 最近はイベントを軸に集客活動を行っているが、それを通じた口コミなどだけでは波及効果は十分ではない」とし、従来のシステム一辺倒では新客獲得のための間口が広がりづらいという課題を抱えていた。

 新業態の「BeautyOasis」は、そうした問題点を解消する目的で立ち上げた。

 会員以外の人も気軽に店内を訪れ、商品を購入したり、有料のエステサービスなどを受けられる。

 客層の裾野を広げるとともに、現在の愛用者は50~60代の割合が高いため、10~20代の若年層への認知を高めることも狙いの1つに据えた。

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