新剤型コスメ、技術革新(イノベーション)で新市場を創出

粧業日報 2016年6月15日号 1ページ

カンタンに言うと

新剤型コスメ、技術革新(イノベーション)で新市場を創出
開発で得たノウハウが他製品への応用に

 「新剤型コスメ」は、一般的なルーティンの開発とは異なり、原料や処方開発、製造設備などあらゆる面において従来の延長線上では完成させることが非常に困難であり、これまでも膨大な年月と労力の中からユニークな製品が生み出されてきた。

 今回登場する顔ぶれを見ると、いずれも業績が好調なメーカーが多いことがわかる。

 各社ともに新たなチャレンジに対して躊躇することなく、将来への前向きな投資として直向きに製品開発力の研鑽を積み重ねる。こうした企業努力の成果が、好業績へと反映されているのだろう。

 コーセーでは、高付加価値ブランド「コスメデコルテ」から2016年4月に発売した、発色・ツヤ・化粧持ちに優れた新剤型のアイカラー「AQMW アイグロウ ジェム」(5色各2700円)が、当初計画を大幅に上回る好調な売れ行きを示している。

 アルビオンでは2016年8月、革新的なファンデーションづくりを目指したプロジェクトのもと、約7年に及ぶ開発期間を経て完成した生(レア)な感触が特徴の「アルビオン スマートスキン ベリーレア」(全4色各5000円、レフィル4000円、マット付ケース1000円)を発売する。

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