みずほ証券 佐藤氏に聞く、2016年下期の化粧品業界展望

週刊粧業 2016年6月27日号 8ページ

カンタンに言うと

みずほ証券 佐藤氏に聞く、2016年下期の化粧品業界展望
【国内市場概況】
インバウンドは好調持続
内需の見立てには慎重

 2015年は化粧品、日用品ともにインバンドが好調だった。特に粗利率が高い化粧品は、売上げが伸びれば利益も伸びることが、上場各社の業績からも見て取れた。そのため今後もインバウンド対応は重要なキーワードになる。

 訪日外国人観光客の数は今年に入ってからも増え続けている。しかしながら、気にかけるべきは、インバウンドの中心である訪日中国人の数であり、彼らの消費動向である。消費金額は昨年よりも落ちてきたが、購入品目には化粧品が入っており、好調をキープできる環境にある。

 しかしながら、今年の下期前半は短期的ではあるものの、厳しい局面に入るだろう。昨年の今頃は韓国でMERSが流行し、日本への旅行者が短期的に伸びた時期でもあるからだ。「昨年のような伸び率は期待できない」と大方の企業では予測している。

 株式市場の視点に立てば、一時的とはいえ、インバウンドが「カタリストではなくなった」と見なされるため、株価にも影響すると思われる。

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