ちふれ化粧品、「100円化粧品」から続く高品質・適正価格の系譜

週刊粧業 2016年7月11日号 55ページ

カンタンに言うと

ちふれ化粧品、「100円化粧品」から続く高品質・適正価格の系譜
 ちふれ化粧品は、「100円化粧品」(当時)に象徴されるような「高品質・適正価格」を柱に長く特異な企業理念を貫いてきた。

 1973年の石油危機による値上げラッシュ時も「価格据え置き」を宣言し、話題を集めた。

 2003年にはTVCMなどの広告に踏み切り、基本理念は踏襲しながらも時代に合わせてその姿を変質させている。

 特にこの10年間ほどは若い世代の購入も増え、売上げは倍増している。

 取締役管理本部長の関泰明氏に話を伺った。

 ――「100円化粧品」や「高品質・適正価格」が生まれた経緯は。

  1959年に当時の社長が欧米の化粧品事情を視察した際、化粧品が1ドルで売られていることに衝撃を受けたのがきっかけだ。

 開発に着手し、パッケージを簡素化するなどして1962年に販売に漕ぎ着けたが、当初は「安かろう、悪かろう」といったイメージが先行して鳴かず飛ばずだった。

 ただ1967年以降、雑誌「暮しの手帖」を皮切りにメディアで取り上げられる回数が増えて潮目が変わった。

 それが消費者団体「全国地域婦人団体連絡協議会(全地婦連)」の目に止まり、提携して1968年に「ちふれ化粧品」が生まれた経緯がある。

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