アルビオン、「インフィオレ」の投入でさらなる飛躍を期す

週刊粧業 2016年11月28日号 6ページ

カンタンに言うと

アルビオン、「インフィオレ」の投入でさらなる飛躍を期す



オーガニックの聖地「表参道」に
情報発信拠点となる直営店展開

 ――情報発信拠点「テラリウム表参道」の特徴や拠点を設置した狙い、認知度を高める取り組みについて教えてください。

 中原 モダンオーガニックムーブメントの聖地がサンフランシスコであるならば、日本のオーガニックムーブメントの聖地は表参道ですから、インフィオレの直営店は最初から表参道につくろうと考えていました。

 「インフィオレ」は、丁寧な対話による接客で高付加価値品の魅力を伝えることを得意とする化粧品専門店様、とりわけロードサイド店様をメインに展開していくのが相応しいブランドです。

 ただ、ロードサイド店様の新たな武器として育成していくためには、集客をサポートする「テラリウム表参道」のような情報発信拠点となる施設が必要でしたし、それを我々自身が運営し、そこで様々な経験を積むことも必要なことでした。

 そこで我々は、単に物販や施術を行うブランドショップとしてではなく、「ビヨンドオーガニック」というブランドコンセプトを伝える情報発信メディアとしてショップを位置づけました。

 3階は、ポストスムージーな地球食をテーマに、食べるものをペースト状にする「ピュレ」という都会の忙しく働く女性のためのリセットフードを取り揃えたカフェと、映像と音と香りを融合させた五感を癒す新感覚のセラピーシアターで構成されています。

 ここを会場として、定期的にワークショップを開催しており、内外美容をテーマにした様々な企画を実施しています。オーガニックの学びの場を提供することで、お取引店様への送客につなげていきます。

 さらなる認知度向上に向け10月には、プレゼントキャンペーン情報のまとめサイト「モニプラ」にて、「体に優しいカフェでのお食事&スパ体験」と題し、100名様を招待する体験会を実施しました。

 とにかくテラリウムを知っていただく機会を1つでも多くつくっていくことが認知度向上には重要と考えており、そのよさを実感していただいた方によるSNSなどでの情報発信を1つ1つ積み重ねていくことも合わせて進めていきます。

 ――売れ筋商品トップ3を教えてください。

 中原 売上トップは、シンボリックアイテムと位置づけるフェイスオイル「ヌーリ コンプレクス フェイスオイル コンセントレ A」(25 mL1万円)です。丁寧に時間をかけて非加熱で抽出した天然由来成分率100%のオイルで、植物の生きたままの効果をダイレクトに肌で実感できます。

 売れ筋2位は、天然由来成分率93%の化粧水「レジェネラン ボタニカルウォーター コンセントレ」(115mL7000円)です。1位のフェイスオイルとの併用で高いアンチエイジング効果が期待できますので、この2品が売れています。

 売れ筋3位は、肌をトリートメントしながらメークをきれいに取り去るバームタイプのクレンジング「ブリヤンス クレンジングバーム」(100g6000円)です。

 「バームがクレンジングになったら面白い」という発想でつくられたふき取りタイプのクレンジングで、全て天然成分でつくられています。これまで、乳化技術をベースに洗い流せるクレンジングを数多く手掛けてきた当社では初めての処方技術であり、商品化にあたっては様々な困難に直面しましたが、メークを落としながら、後肌を柔らかくするという今までにない新しい発想のクレンジングが完成しました。

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