ライオン、介護現場の独特で不快な臭気に関する研究成果を発表

粧業日報 2018年7月2日号 5ページ

ライオン、介護現場の独特で不快な臭気に関する研究成果を発表
酸性条件で洗浄することで
不快な臭気が低減することを確認

 介護現場では、「洗濯物に落としきれない尿臭が気になることがある」との回答が56%(2017年同社アンケート調査、介護職員n=97)にものぼり、大きな負担になっていることから、尿臭衣類の汚れの実態を把握するため、介護される人の衣類(パジャマの下穿き8点)を洗浄し、股部分(尿モレで汚れる部分)と、すそ部分(尿モレの影響が少ない)をそれぞれ切り取り、汚れ成分を抽出・分析して、洗濯後に残った汚れ成分を定量した。

 その結果、尿モレの影響が大きい股部分では、すそ部分に比べてリンとタンパク質が、多く残っていることがわかった。また、モデル実験により尿臭のキー成分(p-クレゾール)とリン酸塩・タンパク質が共存することで、p-クレゾールが残存しやすくなることがわかった。

 尿石の洗浄では、トイレのしつこい汚れである尿石を構成するリン酸塩が中性~アルカリ性では溶けず酸性では溶解する性質があり、pHの低い酸性タイプの洗浄剤が有効であることを参考に、洗浄条件のpHの影響を調べた結果、洗浄液のpH低下に伴い尿臭衣類からのp-クレゾール除去率が上昇した。

 一般的な洗浄条件は中性~アルカリ性であることを踏まえ、要介護者の衣類を酸性条件と中性条件で洗浄して比較した結果、酸性条件での洗浄により、尿臭衣類の「独特で不快な臭気」が低減することがわかった。
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