ナリス化粧品、兵庫工場敷地内に新工場を今春稼働

週刊粧業 2019年1月1日号 84ページ

ナリス化粧品、兵庫工場敷地内に新工場を今春稼働
 ナリス化粧品は、グループ全体で業績好調が続く中、2018年4月より「収益基盤革新~強いナリスへ~」を掲げて中期経営計画をスタートした。

 中期経営計画の目標達成に向け、生産能力の増強かつ効率化を訴求した新工場を主力の兵庫工場敷地内に建設し、19年5月より稼働を開始する。

 橫谷泰美営業戦略室・広報担当部長は、新工場(以下、兵庫第二工場)について、「多様化ニーズへの対応強化」と「需要増製品の安定供給化」の実現化に向け、「作業の負荷軽減」を推進して「作業員が働きやすい工場になる」と話す。

 SDGsの17目標に照らし合わすと、「⑫生産・消費」や「⑧経済成長・雇用」などの達成に寄与していくことになる。

 ――海外も含め、貴社4つ目の工場として兵庫第二工場を建設されます。

 橫谷 当社グループは、日本国内に主力の兵庫工場とグループのナリス コスメティック フロンティアの工場、そして海外・ベトナムに1工場の生産体制で、エアゾール、フレグランス、ネール以外の化粧品を製造できる環境が整い、主軸の訪販事業のほか、海外、OEM、通販、店販の5つの事業それぞれの製品を手がけている。

 一方、近年はグループ全体で3期連続増収を達成するなど業績好調が続いている。それにともない、年間生産数量も増加してきていた。

 当社の主力である「ふきとり化粧水」が、2015年度から3年連続で国内シェア№1を獲得するなど訪販事業が堅調に推移していることに加え、UVケアシリーズ「パラソーラ」やスキンケアシリーズ「ネイチャーコンク」といった店販事業の一部製品が、中国市場で需要が拡大し、生産数量が急増している。

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