マンダム、感覚刺激の研究で入澤宏・彩記念JPS優秀論文賞を受賞

粧業日報 2019年4月17日号 6ページ

マンダム、感覚刺激の研究で入澤宏・彩記念JPS優秀論文賞を受賞
 マンダムと自然科学研究機構・生命創成探求センター・富永真琴教授との共同研究による研究論文「Hypotonicity-induced cell swelling activates TRPA1(低浸透圧によって引き起こされる細胞の膨張がTRPA1を活性化させる)」が、3月28~31日に開催された第96回日本生理学会大会において「日本生理学会 入澤宏・彩記念JPS優秀論文賞」を受賞した。

 同賞は、英文機関誌「JPS(Journal of Physiological Sciences)」に掲載された全領域の研究論文の中で特に優秀なものに授与されており、マンダムとしての受賞は今回で2度目となる。

 共同研究では、細胞の感覚センサーとしてTRP(Transient Receptor Potential)チャネルを用いた評価法の開発および製品への応用を進めており、今回受賞した論文は2018年7月号のJPS(July 2018, Volume68, Issue4, PP.431-440)に掲載されている。

 TRPチャネルのひとつであるTRPA1は、低浸透圧により細胞が膨張することにより活性化することを見出し、水などの浸透圧の低い溶液が鼻腔や眼の中に入ることで起きる感覚刺激のメカニズムを解明した。

 この解明は、長らく不明とされてきたTRPA1の物理刺激受容体としての役割を示すものであり、同社は受賞を受け、「これからも感覚刺激に関する研究の深化を図り、感覚刺激の評価方法のさらなる応用に向けて取り組む」としている。
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