牛乳石鹼共進社、洗顔に使用する「赤箱女子」が増加中

週刊粧業 2019年7月1日号 23ページ

牛乳石鹼共進社、洗顔に使用する「赤箱女子」が増加中
 牛乳石鹼共進社は、ロングセラーの固形石けん「カウブランド 赤箱」(以下、「赤箱」)のファン増大に向けて、若い女性を中心に話題となっている「洗顔にも使える」魅力を切り口に、下期もプロモーションを継続強化していく。

 「赤箱」は、リニューアルを行った2015年度から毎年2ケタ成長を達成し、18年度までの4年間の伸長率は186%と大きく成長している。

 18年には、発売90周年を機に大規模なプロモーションを実施した。近年、赤箱を「洗顔」に使用している若い女性が増えてきていることから、彼女たちを「赤箱女子」と名づけ、公式ブランドサイトやSNSを立ち上げて、広く告知を行った。

 プロモーションの一環として、同年9月に期間限定で「赤箱」の洗顔泡を体験できるポップアップショップ「赤箱AWA‐YA」を京都・烏丸御池にオープンしたところ、予定を大幅に上回る来場者が訪れるなど話題を集めた。ポップアップショップ展開以降は130%以上の伸長率で推移しているという。

 売上好調とともに「#赤箱女子」のハッシュタグをつけた投稿も増えており、「赤箱を洗顔にも使ってもらおうというキャンペーンの成果が出てきている」(同社)。実際に、調査では、20代女子に向けたキャンペーンにより、若年層の「赤箱」使用率が上昇しているという。

 「赤箱女子」が増えていることを追い風に、ブランドサイト内の人気コンテンツ「今月の赤箱女子」では、洗顔に「赤箱」を使用する魅力を一緒に伝えてくれる出演者の一般公募も開始した。

 一般消費者を巻き込んだプロモーションの展開で赤箱を浸透・定着させる考えで、同社は「さらに赤箱の認知率、使用経験率を高めていくため、自然と話題にしたくなるような取り組みを推進していく」と意気込む。
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