フェザー安全剃刀、ムダ毛処理のトータルケアブランドへ

　フェザー安全剃刀は、女性用カミソリブランド「ピアニィ」から、デリケートゾーンケア専用カミソリ「ピアニィ VIO（ヴィオ）」（参考価格1200円前後）を2月に発売し、ムダ毛処理のトータルケアブランドとして歩みを進める。

　近年は女性のデリケートゾーンに関する悩みに対して専用のソープやシートなどが提案されはじめている。

　同社は「アンダーヘアのケア意識は高まってきている」と市場性を捉え、現代女性の新習慣として市場定着化を図る。

　ピアニィは、フェイス用を軸にまゆ用、ボディ用、わき用をラインナップし、最近5年間の使い捨て女性カミソリ市場でブランド別販売個数№1を獲得している。近年はブランド力を活かして敏感肌用や背中用など様々なニーズに応えるアイテムを拡充している。

　今回、10～50代女性を対象にアンダーヘアに関する調査を行ったところ、全体の約7割がアンダーヘアによる悩みや不快感を抱いていることがわかった。一方、対策をとっている女性は3割にとどまった。対策理由については「生理」「衛生面」「美容」に関連する項目が上位となったが、中には顔そり用を代用し対策している女性も確認でき、安全に使える専用品の開発を進めたという。

　「ピアニィヴィオ」は、アンダーヘアの量や長さを調節できるコーム付きの安全設計で、カットしたい長さに自然に整えるVゾーン用と、幅22㎜の小さなヘッドで見えない部分の毛も整えられるI･Oゾーンの2WAY仕様となっている。　

　メインターゲットは20～30代を中心とした若い女性だが、介護などのシーンで被介護者のデリケートゾーンを衛生的に保ちたいというニーズがあり、関連施設などからの引き合いも増えていることからボディケアコーナーや介護コーナーなどへのクロスMD展開の提案も強化していく。