フジ 山口普社長インタビュー、地域に密着した商品・サービスを提供

C&T 2020年6月15日号 62ページ

フジ 山口普社長インタビュー、地域に密着した商品・サービスを提供
 中四国のリージョナルチェーン、フジ(山口普社長)は高齢化、人口減でマーケットのシュリンクが避けられない中、地域に密着した商品・サービスの提供に取り組んでいる。

 モールなどの広域型SC、GMSを核店舗としたコミュニティ型SC、食品中心のSMを核とした近隣型SCのほか、移動スーパー「おまかせくん」、ネット通販など、幅広い業態・サービスを手がける。

 18年度からスタートした3カ年の中期経営計画で、地域顧客から圧倒的な支持を得るための経営基盤づくり、人材育成に取り組んでいる。

 18年5月に就任した山口社長に、中期経営計画の進捗状況や地域密着のための重点施策などをインタビューした。

 ――昨年は1年を通して天候不順、災害などイレギュラーな状況が続きました。さらに今年に入って、新型コロナウイルスが猛威をふるっています。業績への影響は、いかがですか。

 山口 19年度は苦戦が続いた1年でした。われわれが取り扱う衣食住のうち、ウェイトが高い食品については、ほぼ堅調に推移しました。

 多少、季節要因による変動や消費税がらみの山、谷がありましたが、1年を押しなべてみると、ほぼ前年並みでした。ただ、衣料品、住関連は苦戦が続きました。

 それでも、われわれが支持をいただき、お客さまにあてにされている分野があるのですが、全体をカバーするには至りませんでした。

 9月の消費税増税前の駆け込み需要、10月の反動減がありましたが、以前の消費税増税の時と比べると、山が低く、谷も浅かったという状況です。

 11月は比較的堅調で、12月はやや苦戦しました。従来、12月の頭にもってきていた販促を11月末に前倒ししたことが影響しています。

 新型コロナウイルスの影響が現れ始めた2月末から3月は、食品、日用品の一部で数字が跳ね上がりました。

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