ホシケミカルズ、極限環境微生物が持つ細胞保護機能に着目

C&T 2020年6月15日号 22ページ

2020年6月26日 15時00分

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 化粧品原料商社として1975年に創業し、化粧品OEMや容器製造なども手掛けるホシケミカルズでは、エイジングケア・保湿原料のカテゴリーにおいて、過酷な環境で生息する極限環境微生物(=ハロモナス好塩菌)が持つ細胞保護機能に着目した「Ection natural(エクトインナチュラル、Ectionはbitop社の登録商標)」(製造元=ドイツ・bitop社/国内代理店=樋口商会)の提案に注力している。

 極限環境微生物は、温度変化や高い塩濃度、強いUVや脱水などの環境ストレスに強く、何百万年も生存し続けている。

 エクトインナチュラルは、塩湖や砂漠といった過酷な環境で生息する極限環境微生物が持つ環状アミノ酸誘導体を、持続可能なbitop社独自の発酵法(特許取得済み)で製造した原料で、ECOCERTとCOSMOS認証を取得している。

 エクトインナチュラルの有効性については、アンチエイジング効果をはじめ、抗シワやブルーライト保護、長期にわたる皮膚保湿など幅広いエビデンスデータを持つ。

 アンチエイジング効果の評価試験では、30~60歳の女性ボランティア24名を対象に、エクトインナチュラルを2%配合したクリームと未配合のプラセボクリームを用いて二重盲検試験を実施した。

 1日2回28日間塗布した結果、エクトインナチュラルを2%配合したクリームはプラセボと比較し、落屑発生(76%減)、粗さ(86%減)、しわ体積(23%減)がいずれも有意に改善し、弾力(82%増)と滑らかさ(61%増)が大きく向上した(図1)



 抗シワ効果の評価試験では、45~65歳の女性ボランティア10名を対象に、エクトインナチュラルを0.5%配合したクリームとプラセボクリームを1日2回28日間塗布し、シワ減少(目尻の小ジワ部分)の有効性を比較した。

 その結果、エクトインナチュラルを0.5%配合したクリームはプラセボと比較し、シワの深さの平均(32%減)、最も深いシワ(17%減)、シワの体積(40%減)、うねりの深さ(30%減)、平均粗さ(3%減)の各項目がいずれも有意に改善した(図2)

 ブルーライト保護効果の評価試験では、白人女性の皮膚外植片を用いてエクトインナチュラルを1%配合した水溶液とプラセボを比較した。

 4日間の局所処置(1µl外植片)、4日目の可視青色光の曝露(65 J/cm³)、Nrf2(酸化ストレスに対する細胞反応の主要転写因子)及びMC1R (メラノコルチン1受容体、色素沈着のマーカー)の免疫染色の5日目の皮膚外植片サンプリングを行った結果、エクトインナチュラルで処置し、ブルーライトを照射した皮膚外植片はプラセボと比べて有意に低い Nrf2 含量を示し、ブルーライトに対する細胞の酸化ストレス反応を減少させることを確認した。



 さらに、1%エクトインナチュラルで処置し、ブルーライトを照射した皮膚外植片はプラセボと比べて有意に低いMC1R含量を示した。MC1R過剰発現の防止と低減によって、ブルーライト誘発性メラニン形成(可視光誘発性皮膚色素沈着)は減少した(図3)



 長期にわたる皮膚保湿効果の評価試験では、正常から乾燥肌の女性ボランティア5名を対象に、エクトインナチュラルを1%と0.5%配合したクリームとプラセボクリームを用いて、1~12日目は試験製品を前腕に1日2回塗布し、その後7日間は塗布せず19日目の肌を比較した。

 その結果、エクトインナチュラルを1%配合したクリームはプラセボと比較して保湿力が高く、長期にわたる皮膚保湿効果が確認された(図4)

 「エクトインナチュラルの有効性に関しては、美白など豊富なエビデンスデータも取得している。機能性に優れ、ストーリー性も兼ね備えた原料として、OEMでは昨年からスキンケアとUV製品での提案を強化している。エクトインナチュラルはサステナブルなトレンドにも合致しており、OEMでの提案を今後もさらに注力していきたい」(企画開発室広報 平地祥子氏)

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