花王、ESG視点でファブリックケアを革新

週刊粧業 2020年7月6日号 22ページ

花王、ESG視点でファブリックケアを革新
 花王では、事業戦略にESGの視点を導入し、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供を目指している。

 昨年4月に発売した衣料用洗剤「アタック ZERO」は、長年の研究から生まれた同社史上最高の洗浄基材「バイオIOS」により高い洗浄力を実現。

 さらに、ドラム式専用品を導入したほか、片手でも計量しやすいワンハンドプッシュを採用するなど、革新的な取り組みを行った。

 若手イケメン俳優5人を起用したプロモーションも話題となり、ブランドの若返りにも貢献。発売から1年を迎え、累計出荷本数は1億本を突破している。

 5月30日には、新開発の次世代消臭テクノロジー抗菌+を導入した改良「アタック ZERO」を発売している。

 今回の改良では、菌の増殖を抑えることでニオイの発生を抑制する従来のアプローチとは異なる、ニオイ菌のニオイ代謝を制御するまったく新しい菌アプローチを実現した。梅雨時期の過酷な部屋干し環境でも24時間部屋干し臭を防ぎ、高い消臭効果を発揮する。

 柔軟剤では、4月に「ハミング涼感テクノロジー」を発売した。地球温暖化により高温多湿環境が広がる中、「衣類を涼しく仕上げる」という新しい価値を提案する。

 同社独自技術により、衣服上で汗による水膜を張りにくくさせ、通気性の悪化を防ぐことで熱気を放出しやすくする。たくさん汗をかいた場面でも通気性をキープし、体感湿度の最大マイナス10%を実現した。

 衣料用消臭剤では、4月に「ワイドハイター CLEAR HERO 消臭ジェル」を発売した。

 「洗浄」「消臭」「抗菌」の3つの消臭アプローチで多面的に消臭する「クリア消臭テクノロジー」により、汗・皮脂・靴下・生乾き・食べ物など、衣類の5大悪臭の消臭&防臭を実現している。
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