資生堂ジャパン、専門店政策を強化

粧業日報 2020年8月27日号 1ページ

カンタンに言うと

  • CPBはプログラム参加の売上基準を撤廃、質重視の方向へ
  • CPBのECサイトは2021年上期中に一旦中止
  • 専門店向けのECプラットフォーム構築へ
  • プラチナショップクラスおよびアローワンス適用歩率は2019年度実績を適用
資生堂ジャパン、専門店政策を強化


 CPBのECサイトは
2021年上期中に一旦中止

 CPBでは、ブランドに興味を抱いた新規客がブランド体験を通じて新たなユーザーになってもらうことを目的に2019年10月、ブランドサイトを開設した。

 2019年10月~2020年6月までの8カ月間のブランドサイトの実績は、購入者が延べ2.8万人、うち専門店の顧客は4000人(14%)、EC売上は5.9億円、うち専門店顧客の売上は9000万円(15%)となっており、ECサイトを通じて新規客にCPBを購入してもらうという当初の狙いは一定程度果たせている。

 「しかしながら、このECサイトを開設するにあたり、『お得意先さまにどのように貢献するビジネスモデルなのかが明確でない』ことや、『十分な議論と納得感を醸成できないままスタートし、お得意先さまに顧客流出のリスクを感じさせてしまっている』ことが課題であることが明確になってきた」(魚谷社長)

 そこで、新たな顧客を創造することには貢献しているものの、専門店の声に耳を傾けることを最優先にすべきであると判断し、CPBのECサイトは2021年上期中に一旦中止することを決定した。

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