シノプス 南谷代表に聞く、コロナ禍を機にクラウド型へ転換

C&T 2020年12月15日号 78ページ

カンタンに言うと

  • DCMを日本全国に普及
  • 23年前、在庫の適正化に着手、20年は次の成長のための雌伏の期間
  • 17年前の小売への提案が転換点に高精度のデータが需要予測の前提
シノプス 南谷代表に聞く、コロナ禍を機にクラウド型へ転換
 流通業向けの情報システムを開発するシノプス(南谷洋志代表取締役)はコロナ禍を契機に、ソフトの提供を従来のパッケージ型からクラウド型に転換している。

 中核のリアルタイムで在庫を確認する需要予測型の自動発注システム「sinops-CLOUD」(シノプスクラウド)は惣菜、パンにも利用できるほか、幅広い業種・業態に対応する。

 南谷代表は「デマンド(需要)起点で、流通機構全体を最適化するDCM(デマンド・チェーン・マネジメント)を速いスパンで、日本全国に広げていきたい」と語る。南谷代表に、システム開発とビジネスモデルの考え方、中長期戦略などについて、インタビューした。

 ――流通業全体の課題について、どのようにお考えですか。

 南谷 これまでの流通業の流れや日本の商習慣をみても、従来のSCM(サプライチェーンマネジメント)には限界があるようです。われわれサプライヤーの目線では、チェーンマネジメントの最適化ができないと考えています。

 日本は細長い弓形の地形で物流コストがかかります。また江戸時代に300余りの藩があった名残から、隣の山を越えたら、嗜好、味覚が違うということが見受けられます。

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