セントラル・コーポレーション、ネットで事業を始めるには今が好機

週刊粧業 2021年2月22日号 12ページ

カンタンに言うと

  • 小ロット化粧品OEMのパイオニア
セントラル・コーポレーション、ネットで事業を始めるには今が好機
 セントラル・コーポレーションは在庫バルクの小分けではなく、ゼロからのオリジナルブレンドで「わずか100個から化粧品をつくる」小ロット製造のパイオニアとして、独立を目指す起業家を支援し続けて今年で42年目を迎える。

 笹山博史社長に話を伺った。

 ――コロナ禍での化粧品市場をどう見ますか。

 笹山 今、化粧品市場は大きな転換期を迎えている。リアル店舗で仕入商品だけに頼っていた店舗は、このコロナ禍で大きな打撃を受け、売上を大きく落としている。

 一方で、自社ブランドを作り、ネットをうまく利用しているところは大きな利益を得ており、二極化しているのが現状だ。

 このネット通販の波は、化粧品事業を始めるのにうってつけの機会だといえる。

 当社での化粧品OEMならば100個を約10〜20万円での製造が可能で、これは洗濯機や冷蔵庫などの家電を購入する値段と一緒である。

 この価格ならば、個人の事業としてもリスクがなく、簡単に始められる。

 しかし、「安売り競争が激化する」のが、ネット通販という販売方法の宿命であり、本質である。

 安売りの過当競争が生まれてしまえば、中小の小売事業者が利益を生み出すことは不可能だ。

 高値で売れば売れないし、安値で売れば利益は出ない。

 つまり、このコロナ禍で成功するためには他社が販売できない、オリジナルのPB商品を開発し、総発売元になるしかないと考える。

 ――アフターコロナのビジョンとは。

 笹山 創業来一貫して、「ペイ・イット・フォワード」の信念に基づき、事業展開を行ってきた。「業界の革命児」と呼ばれたこともあるが、一時的な革命では意味がない。

 いつまでもフロンティア(開拓者)の精神を維持し続け、「レジェンド(伝説)」として完成させ、後世に残したいと考えている。

 そのため、コロナ禍においてもこれまで以上に「常に人の為」を貫き、一生涯をかけて、全力を尽くし、皆さんを支援していく。

 「行動しなければ成功はつかめない」というのは普遍的真理であり、成功の第一歩を踏み出していただければと思う。
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