香栄興業、視覚的に伝わりやすい展示内容で取扱商品の幅広さをアピール

週刊粧業 2021年5月17日号 10ページ

香栄興業、視覚的に伝わりやすい展示内容で取扱商品の幅広さをアピール
 香栄興業は、第10回化粧品産業技術展(CITE JAPAN 2021)にて、「新素材・機能性素材」「オーガニック・国産素材」「サステナブル素材」「香料」などブースを4つにゾーニングし、取扱商品の幅広さをアピールするとともに、来場者のニーズに合った最適な提案に努めていく。

 ブース内では、訴求する素材を絞り込み、空間を確保することで三密を回避するなど、感染防止対策に万全を期していく。

 ここ数年アピールしてきた機能性素材については、説明を受けずとも視覚的に理解が促されるようパネルを活用するなど、素材のメカニズムがわかりやすく伝わることに意識して取り組んでいく。

 「新素材・機能性素材」ゾーンでは、新素材を前面に押し出しつつ、ここ数年ラインナップの拡充を図ってきた「植物発酵エキス」や、IFSCCで発表してきたメカニズムを重視した素材、機能性やストーリー性を持った素材などを紹介する。

 5月21日には、その一環として、A会場にて「実はバイオレットライトの方が悪影響!?バイオレットライト&ブルーライト対策素材のご紹介」をテーマに技術発表会を行う。

 近年、目だけではなく肌に対する影響が注目されてきているブルーライトは太陽光、パソコンやスマートフォンの画面などから日常的に浴びる機会が多いものの、従来の紫外線吸収剤や紫外線散乱剤ではほとんどカバーできていないのが現状だ。

 そこで同社では、一般的なブルーライトの波長おおよそ380㎚~500㎚の中の、よりエネルギーが高く紫外線に近いバイオレットライトにも着目し、バイオレットライト(VL:380㎚~440㎚)とブルーライト(BL:440㎚~500㎚)を浴びた表皮細胞が真皮線維芽細胞へ与える影響を研究した。

 その結果、真皮線維芽細胞はVL/BLを暴露していないにも関わらず、VL/BLを暴露した表皮細胞から放出される老化促進物質により影響を受け、シワやタルミへと繋がることが判明した。

 「表皮から真皮への負のコミュニケーションを断ち切るため、VL/BL対策エキスの探索とオリジナル素材の開発を行い、このほど話題性のある素材の提案が可能となった」(同社)

 「香料」ゾーンでは、消費者の間で天然志向が強まる中、天然香料が好調に推移していることから、香りを「ハーブ」「ストラス」「フローラル」「ウッディ」の4つの系統にジャンル分けし、天然香料を前面に押し出した展示内容とする。

 「以前より自然な香りに対するニーズが高まっていたが、特にコロナ禍においては、抗ウイルス・抗菌作用が確認されているハーブ系の天然精油への引き合いが強まっている」(同社)

 「サステナブル素材」ゾーンでは、主力原料であるホホバ油にて、グローバルで現地農園と一体となって霜害の発生防止に取り組み、原料の安定供給と供給者支援の両立を目指すSDGsを視野に入れた持続可能な原料開発などを紹介する。
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