アンチエイジング、幹細胞培養液の幅広いラインナップとCPP技術搭載ビタミンC誘導体を発表

週刊粧業 2021年5月17日号 9ページ

アンチエイジング、幹細胞培養液の幅広いラインナップとCPP技術搭載ビタミンC誘導体を発表
 アンチエイジング(本社=東京都港区)は、2012年にヒト幹細胞培養液を日本に導入して以来、ヒト幹細胞培養液を専門に原料の提供を行なっている。

 同社の強みは幅広い原料のラインナップ。ほぼ100%のヒト幹細胞培養液「RemyStem」を中心に、浸透性を高めるためリポソームにした10・30・50%の濃度のヒト幹細胞培養液「RS Liposome」、さらに近年注目を集めるエクソソームをヒト幹細胞培養液のデリバリーに応用したハイブリッドエクソソーム「RemyEV―3」など、安定性と浸透性を高めたヒト幹細胞培養液を取り揃えている。

 同社のヒト幹細胞培養液の特徴は、豊富な機能性データと安全性データ、それに加え独自のローリングボトル培養による豊富なエクソソーム含有量にある。

 また、世界中で最も美容について研究が行われている脂肪由来幹細胞を用いていることも特徴となっている。「化粧品原料として正当に入手でき、無理なく製造に用いることのできる幹細胞は、脂肪由来幹細胞がベストである」と同社は語る。

 今年1月に行われた化粧品開発展では新規複合原料「RS Liposome 3.0 Complex」を発表した。

 同製品はリポソームしたヒト幹細胞培養液を30%含有し、浸透型ペプチドビタミンC誘導体を組み合わせた化粧品原料。この浸透型ペプチドビタミンC誘導体「Pentide―C」は、細胞膜浸透性ペプチド(CPP)の技術をビタミンCの安定化に応用した素材。通常のビタミンC誘導体は、安定化のために組み合わされる物質に機能はないが、「Pentide―C」でビタミンCの安定化のために結合するペプチドは、それ自体が皮膚に浸透し細胞までビタミンCを運ぶ機能を持っている。これはCPPの技術が用いられているからだ。

 さらに、通常のビタミンCはトランスポーターに依存して細胞の中に取り込まれるが、「Pentide―C」はトランスポーターに依存することなく、ビタミンCを細胞中に運び込む。

 そのため低濃度ではビタミンCよりも強い効果が期待できる。同社は皮膚への浸透性、細胞への取り込み(図)、コラーゲン生成促進、抗炎症、メラニン生成抑制などについて、in vitroで確認している。



 CITE JAPAN 2021では、アワードにノミネートされた「Pentide―C」の単体での発売開始をアピールする。
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