アルビオン、化粧品原料「オレイン酸イソブチル」を共同開発

粧業日報 2021年10月25日号 5ページ

アルビオン、化粧品原料「オレイン酸イソブチル」を共同開発
 アルビオンは、化粧品原料として世界初となる「オレイン酸イソブチル」を日油と共同で開発した。この成分は優れた浸透効果を発揮するといい、10月18日に販売を開始した同社最高級のクリーム「エクス・ヴィギンザスペシア」(40g9万3500円)に配合している。

 同社では、「世界一の高級化粧品メーカーになる」という夢の実現に向け、植物をはじめとした原料やサステナブルなパッケージなど多岐にわたる研究開発を行っている。

 中でも植物の持つ力を最大限に引き出し、商品づくりに活かすべく、自社白神研究所での栽培方法や抽出技術などの研究開発を日々進めている。

 特に自社栽培や世界各地で厳選した植物から抽出された美容成分を効果的に肌へ届けるための技術開発は、原料の研究開発とともに強化ポイントの1つと位置づけている。その一環として、2016年より日油と共同で浸透促進効果のある成分の研究を行ってきた。

 研究では、5種類の類似構造を持つオレイン酸系誘導体を作製し研究開発を進める中で、「オレイン酸イソブチル」が難浸透性成分の浸透促進効果が高いことを発見し、化粧品原料として世界初となる「オレイン酸イソブチル」の開発に成功した。

 なお、この研究結果は、2019年にイタリア・ミラノで開かれた国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)の国際学術大会で発表している。
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