日本天然物研究所、世界初の純国産サイタイ血幹細胞培養液をリーズナブルに提供

週刊粧業 2022年6月6日号 10ページ

日本天然物研究所、世界初の純国産サイタイ血幹細胞培養液をリーズナブルに提供
 化粧品の原料開発からOEM・消費者向け販売をグループで手掛ける日本天然物研究所(三井幸雄社長)は現在、完全国産化した「世界初」の「サイタイ血幹細胞培養液」の提案に注力している。

 幹細胞とは、細胞の基となる細胞を指し、自分のコピーを生成する「自己複製能」と身体を作る様々な細胞へと変化する「分化能」を併せ持っている。ヒト由来の「幹細胞」を培養して得られる上清液「幹細胞培養液」を化粧品に配合すると、細胞にアプローチし、肌根本からの改善が期待できるという。

 同社グループが開発した「サイタイ血幹細胞培養液」は、臍帯血(へその緒)に含まれる幹細胞を培養して得られる上清液で、日本国内の産婦人科から協力を得て20~30代の「日本人」由来の臍帯血をドナーとして使用しているという。これによって細胞の採取から製造までの一連の流れを日本国内で行うことが可能で、「完全国産化」を実現している。

 人間の細胞として一番若く、そこから成長していくために必要な細胞を最も多く生成する組織として、「臍帯血」に着目した。実際に同社は、同原料の有効性を確認できるデータを多数取得している。例えば細胞から分泌されるリポソームである「エクソソーム」を豊富に含んでいることから、細胞内の「サイトカイン」との相互作用で、美肌効果やシワ・タルミの抑制など高いエイジングケアに効果が期待できるという。他にもシワ・たるみの抑制、ターンオーバーの正常化、保湿など多数の効果が示されている。

 さらに同社グループは、昨夏に世界で初めて表示名称「ヒトサイタイ血幹細胞順化培養液」というINCIを取得している。これによって幹細胞であることが明示可能になり、他メーカーとの差別化した訴求が可能になっている。

 また、昨年7月には化粧品製造における国際基準となる「ISO22716:2007認証」(化粧品GMP)を新たに取得した。今後に向け、より一層、高品質で安定した化粧品製造に努めていく。

 多くの消費者に広く手に取ってもらいたいという想いから、今年に入り原料・OEMともに「サイタイ血幹細胞培養液」の価格の見直しを行った。

 「『サイタイ血幹細胞培養液』の完全国産化を実現したことで、スピーディーかつリーズナブルな価格帯でのOEMを可能にしている。今後もそうした強みを生かし、市場を広げていく意図で、お求めやすい価格帯での提案を行っていく」(同社)
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