ステムセルCSラボ、ヒト幹細胞培養上清液として「世界初」パラメーター特許取得で高付加価値・高品質化

週刊粧業 2022年11月8日号 9ページ

ステムセルCSラボ、ヒト幹細胞培養上清液として「世界初」パラメーター特許取得で高付加価値・高品質化
 医療や美容の分野で次世代エイジングケアとして注目されている幹細胞コスメ市場で、メディカル・ダイバーシティ・サポート(本社=東京)が運営する上清液専用サービス「ステムセルCSラボ」では、肌に対して様々な効果が認められているエクソソームを含む、日本製のヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清液の特性を最大限に活用できる特許技術を用いた化粧品OEM事業の展開と上清液の販売を行っている。

 同社が扱っている日本製ヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清液は、品質の高いヒト幹細胞培養上清液として、医療機関での販売実績が豊富で、ドクターズ系やサロン系などのコスメブランドを中心に化粧品領域でも広がってきている。

 同社の藤正臣氏は「培養上清としてパラメーター特許を2種類取得した本上清液は世界でも前例がないことを確認しており、品質の高さとともに、大きな差別化になることから、化粧品用途での採用事例が増えてきている」と話している。

 同社が扱うヒト幹細胞培養上清液は、世界で初めてパラメーター特許(発明の名称 再生治療用組成物の製造方法 特許番号:第6884935号及び再生治療用組成物:第6993026号)を取得した日本製のヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清液だ。

 ヒト幹細胞培養上清液は、由来となる細胞部位や培養方法によって、上清液内のサイトカインの種類や量、細胞間で情報伝達する役割を担うエクソソームの含有量などの違いにより、品質の差が大きく生じてしまう。また、上清液は同じ由来を用いたとしても製造技術の違いで品質に差が生じるだけでなく、ロット品質の均一化も難しく、安定した品質で提供するのが課題とも言われている。

 これらの課題に対し、同社の上清液は取得した特許が示すように、満足の得られる内容になっていると言えるだろう。医療機関向けの販売実績が多いのも、安定した品質の高さにあり、徐々に医療機関のネットワークでクチコミが広がり、近年は化粧品用途での相談や問い合わせが増えてきているという。

 幹細胞コスメやヒト幹細胞培養上清液の認知が高まり、市場自体は盛り上がってきている。一方で、幹細胞コスメ本来の効果を感じにくい安価な商品も既に多く存在してしまっているのも現実問題としてある。

 「効果を感じにくい安価な商品が増えたことにより、消費者にとって何を基準に選んだらよいかがわかりにくい市場にもなってしまっている」(藤氏)

 同社は、「日本品質」かつ「パラメーター特許取得」のヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清液を使った化粧品OEMビジネを通じて、幹細胞コスメ市場の健全性確保に貢献していく考えだ。
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