資生堂、中国・海南省でさらなる成長を目指す

粧業日報 2023年4月20日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 第3回中国国際消費品博覧会に出展
資生堂、中国・海南省でさらなる成長を目指す
 資生堂は、4月11日~15日に中国・海南省にて開催された「第3回中国国際消費品博覧会」に出展した。

 中期経営戦略「SHIFT 2025 and Beyond」のもと、トラベルリテール事業の成長戦略である海南省での展開、ブランド価値の構築に向け、長期的な成長に向けたコミットメントを訴求するため、プレステージ中心のポートフォリオと独自の限定品を出展した。

 同社は2010年より、海南省で旅行客向けにブランドSHISEIDOの免税カウンターを開設し、免税事業を展開してきた。2022年にはさらにプレゼンスを高めるため、海南省海口市の世界最大の免税ショッピングモール「海口国際免税城」へ6ブランドを新規出店した。今後は、オンラインとオフラインが連携した新しい価値の提供を行うほか、新ブランド導入によるポートフォリオの充実、トラベルリテール限定品の強化に取り組んでいく。

 海南省は2020年7月からの離島免税政策緩和により急成長を遂げ、22年に新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けたものの、感染状況の改善に伴い、22年末より観光客が増え、今年第1四半期の観光客数は前年同期比20.2%増(海南省発表)となるなど、回復傾向が続いている。

 504㎡のブースでは、トラベルリテール事業が展開している11ブランド(SHISEIDO、クレ・ド・ポー ボーテ、NARS、THE GINZA、IPSA、BAUM、ELIXIR、ANESSA、Serge Lutens、narciso rodriguez、ISSEY MIYAKE)を披露。グローバルメークアップブランドNARSの「NONSTOP NARS Virtual World」バーチャル体験をフックに、2022年より中国に進出したがん患者が笑顔で過ごせる社会を目指す取り組み「LAVENDER RING MAKEUP PHOTOS WITH SMILES」、2023年に中国に導入する「つめかえ・つけかえ」容器などを紹介した。ブランドの認知を拡大することで、さらなる事業成長を目指していく。
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