マンダム 西村健社長、持続可能な豊かな社会の実現を目指す

週刊粧業 2024年1月1日号 43ページ

カンタンに言うと

  • 「変革・挑戦」できる組織と人財を創造
マンダム 西村健社長、持続可能な豊かな社会の実現を目指す
 2023年は、新型コロナウィルス感染症の5類移行に伴い経済・市場ともに回復基調となりましたが、一方では為替の変動や物価高等の不安定な要素が残る1年となりました。

 気候変動においては国内観測史上最も暑い夏となり、社会課題や環境問題への対応のあり方を含め、改めて企業の存在意義が問われました。

 また、ChatGPT等を含む生成AIの台頭により、生活者のモノ・コトに対する意識や価値観は大きく変化しました。

 昨年、マンダムは第13次中期経営計画(MP-13)の最終年度を迎え、今年から始まるMP-14へ繋げるべく、国内・海外・インドネシアの3事業の業績面を強化してきました。

 国内では、男性ではスタイリング・スキンケア、女性では洗顔・ヘアケアの既存事業を重点的に強化しました。海外事業は回復基調となり、東南アジアでの女性事業も成長しています。

 社内では、MHRX(Mandom HR Transformation)の一環である新人事制度を導入しました。VISION2027の実現に向け、グループの価値創出のために「変革・挑戦」できる組織と人財の創造を目的とするジョブ型の人事制度であり、「理念」を基点とする人間系企業マンダム流の人的資本経営への取り組みでもあります。

 2024年は創業100周年へ向けたMP-14の初年度となります。コーポレートスローガン「BE ANYTHING,BE EVERYTHING.」を体現する、「生活者発・生活者着」を基本とした生活者との価値共創社会の実現を目指して新たなお役立ちに取り組みます。

 既存のビジネスモデルに囚われず、生活者の化粧行動や購買行動等のライフスタイルの変化に対応し、従来のアプローチではお役立ちできていない生活者をターゲットにした新ブランド2つをD2Cで提案します。また、「健清美楽」の領域から、マンダム独自の知見を活かし、既存の事業領域にとどまらない新たなお役立ちにもチャレンジしていきます。

 一方、技術面では長年の汗腺研究の成果を社会実装する段階に入り、汗やニオイなどのお悩みを抱えている生活者に向けて社会課題解決につながる深く広いお役立ちを進めます。

 マンダムは社会課題・環境問題に対応すべくサステナブル経営を推進し、「自分らしさの表現に挑戦し続けられる、持続可能な豊かな社会の実現」に向けてお役立ちを創るべく取り組み、「理念」にある「奔放に大胆に」を念頭に人財と経営のグローバル化を加速し、グループ社員全員で創業100周年に向けたMP-14の第一歩を踏み出します。
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